雪山講習してきました。
今回は「氷と遊ぶ」です。
遊びでは無く、命がけでした。(笑)
ガチな装備。
まさか自分がこんな装備をする日が来るとは、夢にも思わなかったです。
御在所岳
眺めは最高!
遠いお山もハッキリと見えました。
今回は「遊ぶ」って事で、ゆるゆるだと思っていたのですが、何が何が。
ガチですよ。
ロープを使って下降。
ロープにスリングを巻いて自分を確保しながら降りて行きます。
降りていった先は、、、。
αルンゼと言う谷間。
ロープで下降している時、隣でアイスクライミングしている方達に出会いましたが、まさか自分達がそこでやるとは、、、。
分かりづらいですが、奥のツルツルの氷をピッケル2本使ってクライミングしていきます。
多分、夏は滝のような川ですよねぇ〜。
落ちたらお陀仏なので、待っている間は木にスリングで安全確保します。
これも勉強になるな〜。
夏山でも危険な所に落ちたら、まずは安全確保だな。
今回は余り雪山に慣れていない女性の方もいらして、、、。
下山の裏道で何度か急斜面で滑ってしまっていました。
一度、私の前を歩かれていて、止まれないほど滑ってしまわれて。
その前は、若いくてガッチリした爽やかな男性が歩いていましたが、気づいて振り向いてくれたと思ったら、前に立って両手を広げて、抱きかかえるようにして止めて下さいました。
結構スピードが出ていたので、彼くらいの人でないと多分一緒に滑って行ったかも、、、。
もう、映画のワンシーンの様でかっこよかった〜。
その前でそのシーンを見ていた人も「こんなことされたら惚れるわな〜。」
ほんと、映画「ボディガード」を思い出しましたよ。
私もされたい、、、。(笑)
このかっこ良い青年は、ガチ山屋を目指して色々と勉強出来る所を探しているそうです。
まだ始めたばかりの登山で、こんだけ反射神経が良いのだからきっと素敵な山屋さんになれるでしょうね。
でも、このシーンを見て、雪山で転倒は怖いなって思いました。
滑って行くスピードが早かった。
その先は川になっていたから、やっぱり転倒しない、滑落しないようにしなければね。
もうお一人、若い女性で始めたばかりの方。
こんなガチ過ぎる講習に果敢にチャレンジ。
下降してきた場所を今度は登るという時、余りの雪の多さと、急斜面に雪が崩れて登れない。
もう崩れすぎて、90度の垂直になってしまってどうにもならなくなっているのに、それでも頑張ってチャレンジしていました。
すぐ後ろの私は、数十メートル後ろのロープの中間支点で待機しているので、見ているだけ。
余りの奮闘に兎に角助けてあげなきゃと、待ってる様に言って傍まで行きました。
後ろから彼女のお尻を持ち上げるのですが、雪の高さがありすぎて届かない、、、。
彼女と入れ替わって、雪に蹴り込んで足場を作りながら「ここに足置いて登って来て」と先に登ったのですが、結局その後ろでズボズボになってしまってそこまで来れなくて、、、。
ガイド先生さんがみえて、抜け出ることが出来ました。
私はすぐに登って行ってしまったので、現場を見ることが出来ませんでしたが、見ておきたかったな〜。
駄目な時はどうするかっていう対処法がやっぱり知りたい。
雪山は奥が深いな〜と思いました。
月と伊勢湾の町並み。
伊勢湾が綺麗でした。
内藤小屋にて。
私達が登ったのは初心者向けのコース。
でも、ほんの少しの距離の体験でした。
やってみたくなりますね〜。
でも、感想は怖かった。
ロープで確保してもらっているのですが、そんな事すっかり忘れて。
滑って落ちて行ったらどうしようと、「怖い、怖い」を連発してました。
今までで、初めての怖さでした。
岩場でもこんなに怖いと思った事が無かった。
そして、、、。
とある事をやらかしてしまった。
ずっと、山行修行中教えられてた鉄則。
だめですね。
初心忘れるべからず。
今回ご一緒した女性の方達、私より怖かったと思います。
なのに、「またやりたい!」
「来週もあったら行く!」と仰っていました。
ズボズボになってしまわれた彼女は、「もっと技術磨いて出直して来ます!」って。
私もあのガッツ、見習わなきゃな〜と思うのでした。
今日の出来事も、良いこと悪いこと全て忘れずに教訓にしていきたいと思います。
楽しかった!
「ボディガード」のテーマ曲。
Whitney Houston - I Will Always Love You (Official 4K Video)
ホイットニー・ヒューストンはデビューした当時から好きな歌手です。
当時デビューアルバムのCDを毎日聞いていました。
私のR&B好きの原点です。
綺麗な歌声♪