新米の季節ですね〜。
今年も黒部米の新米を買いました。
昨年黒部源流を歩いてから黒部米ばかり食べています。
美味しいんです。
他の買っても黒部米の方が美味しい。
私の職場は食堂もありますが、私はお弁当を作って行きます。
冷めても固くならずに美味しいんです。
三俣蓮華岳から鷲羽岳迄、歩いたあの道が思い浮かんで嬉しくなります。
北アルプスって沢山の山がありますが、また歩きたいのはあの道。
何処までも続く静かな山歩き。
音がしないんですよ、下界と違う空気感。
天国があるとすればこんな所かな〜って思ったりして歩いていました。
今年のコロナでは色々と考えさせられることも多かったです。
ずーっと、山修行を始める前にまだFBやってた時入っていた登山グループがあったのですが(一応今も入ったままですが)、そこにいつも投稿される女性の方がいて、険しいバリエーションの岩稜なんかも登っていらして、凄いな〜って当時は憧れていました。
現在ではすっかり忘れていたのですが、今年の夏の遭難事故にその方の名前が、、、。
当時、30代位の方かと思っていたのですが、私とそんなに変わらない世代でした。
面識も無く、コメントしたことも無く、ただ見ていただけでしたが、ずっと憧れていたからその記事読んでから暫くショックでした。
あんなに凄い人でも呆気なく逝ってしまわれるんだって。
岩場なんて行くもんじゃないのかもってね。
ボルダリングの方が傾斜もあって難しくって面白いし、死なないしって。
それからは山は稜線歩きが一番かもと。
山は刺激を求める所でも無いし挑戦するものでも無い。
楽しむ、感動する所。
そう思うようになりました。
でも、感動したい所でも岩場もあるし危険な所もある。
それからかな〜。
ボルダリングを上手になりたいのもあるけど、命を守る為にも鍛えようって思うようになりました。
ピストルスクワットだけでは無く、色々と自分にあったメニューをしています。
登山とボルダリングとでは体力の消耗が全然違います。
登山は裏銀座でもそうでしたが、後日でも体力はそんなに変わらないのです。
でも、ボルダリングは身体全身が疲労します。
筋肉全開で使っているのでしょう。
今年のコロナ禍後の自分の体型、特に上半身は変わったと感じます。
体幹も鍛えられる。
登山もバランス感覚が大事。
外見は全然、みんなに「相変わらず細いね〜。」と言われていますが。(笑)
遭難した彼女のパートナーはどんな思いで見ていたのかと思うと、自分も真っ先に義妹や弟の顔が浮かんで来ました。
今回の編笠山も義妹が、「お姉ちゃん、今度は変わった所を歩いているな〜と見ていたよ。」と私の見守りの地図アプリを見ていたそうです。
今回これ以上止めようと思ったのもそんな色々な思いが巡った事もあります。
山は一歩間違うと簡単に死んでしまう。
サクサク降りなかったのもそんな気持ちがあっからだと思います。
今回、一回だけ大きな浮石に両足を乗せてしまって、グラっときて「やばい!」と思いました。
なんとかバランスとって事なきを得ましたが、以前の私なら耐えられずに転倒していたかもしれません。
体幹鍛えておいて良かった〜と思いました。
今回の登山決行もボルダリングと、少しずつですが毎日のトレーニングで鍛えていたから行けたと思います。
2ヶ月もブランクがあるなら(鍛えていないなら)行かない方が懸命だと思います。
猿投山での歩荷訓練の時、いつものコースタイム範囲内で登れなかったら止めようと思っていました。
先日も今年は遭難が多い、準備不足と記事がありました。
今回編笠山に登っていらっしゃる方々も明らかに経験者という感じの方ばかりでした。
殆ど単独か二人組。
私は単独ですが、一人って大変なんです。
自分でコースを組み立てて、コースタイムも考えて、何か遭った時は何処でエスケープするか、出来る場所はあるか。
どんな状況になっても対応出来るだけの道具も一式必ず持参して。
でも、スキルアップにはなります。
頼るものは無い、本当の意味で自分との戦いです。(大袈裟ですが)
今回の山も良い経験が出来たと思っています。
怖がらずに、慎重に、無茶せずに、楽しんで山登りしたいなって思います。