ホームマウンテンに登り始めて150回以上。
YAMAP使用前から登っているので正確には分かりませんが、160回以上かな?
この日は、そんな中で一番楽しかったホームマウンテンでした。
朝、ほぼ同じ時間に登るホームマウンテン。
お会いする方もほぼ同じ方達。
最近では山の話で盛り上がれる方が数名出来ました。
その一人の方と山頂手前で合流。
ムササビちゃんの巣になっている木があるらしくて、いつも顔をチョコンと出しているそう。
その木の場所を教えて貰って、行って来られた山の話を聞きながら、山頂に着くとこれまたいつもの方達が和気あいあいと景色見ながら盛り上がっておられる。
近づくと、見慣れないお若い方がいらして、最近登山を初めたそう。
みんなで山の魅力を語り合っておられました。
タイミング的にもう冬山。
皆で、「一人では行っちゃ駄目だよ。」「暖かくなったらあの山が良いよ。」とワイワイ。
若者は嬉しそうにもう行った山々の話をしてくれました。
もう、私もウキウキしながら話に加わって。
その途中、遮るように後ろから「aspettareさん?」
ん?誰?このお山で私の名前を知っているのは?
振り返ってお顔を見ても誰か思い出せない。
私がここに来ること知ってる山を登る方は数人いる。
じーっと見つめて、着ているフリース見て。
あっ! ボル友のUさん! 登山の格好だと全然分からない!
この日の前日にボルジムへ行ってて、明日はホームマウンテンに登ると言ったっけ。
それで会えるかもと時間を合わせて来られたそう。
Uさんは、ご主人が城跡巡りがお好きでそれには付き合って登っていらしたけど、最近は私の話を聞いて山登りも始められた。
もう、嬉しい〜。
山頂から見える山々、(普通じゃ見れない所にマウンテンビューポイントがいくつかあります)全て一緒に見て。(この日は全部良く見えていました)
一緒にコーヒータイムして下山。
もうずっと話が尽きず、慣れないUさんに前を歩いて貰って、でも流石城跡巡りしてらっしゃるクライマー(笑)、歩くスピード速い。
私に気を使っているかもと、ゆっくりで良いよ〜と話しても余裕のお顔。
この日は私の好きな道を教えて。
急の下りは慣れていないようだったので、私が先導で。
やっぱり山とボルダリングでは違いますね。
私はジムでは足が強いと言われますが、こういう所での修行が役に立っているのでしょう。(笑)
駐車場に着いても、一時間以上も話ていました。
もうね、憧れだったのですよ。
ホームマウンテンでは女性は殆どご夫婦か年配の方で、話すのは男性ばかり、お喋りしながら女性同士で登っていらっしゃるの見ると羨ましかった〜。
そして、登っている時そんな事考えていたので下山は夢が叶って嬉しかった〜。
最近、気がついた事がありまして、実はボルジムが来年閉店してしまうのですが、それを知った時、「もうやらないかも」って思ってしまったのです。
皆に会えなくなる、、、と。
でも、皆、色々とジムを探してくれて、私も探して、一緒に行ける所って。
偶然にも、閉店を知る前にお互いに連絡が取れるようにしていたのもあったのですが、縁ってあるんだな〜としみじみ思いました。
そして、私は人に会えるって言うのも楽しみの一つになっていたんだな〜、もしかしたらそっちの方が重要だったのかも。
考えたらホームマウンテンも、今日は誰と会うかな〜と考えて登っています。
今季の夏山は余り楽しい登山になりませんでした。
詳しくは書きませんが、ちょっと嫌な事があって、人で、、、。
そんな事は初めてでした。
いつも楽しかったから。
山が全然楽しくなかった。
ご一緒した方、察した方がいて、慰めてくれたりして、、、。
二度目も一緒になったらもうやめよう。そう思ったいたらやっぱり一緒になって。
その時はそれ程でも無かったのですが、もうトラウマになっていました。
もう無理だな〜と。
行くなら、少人数で和気あいあいが一番だなと。
そして、極めつけは最後になるはずだった山行がコロナで行けなかった事。
もう縁が無いんだな〜と。
そんな思いもあったので、寂しいかったのです。
でも、世の中ちゃんとしたもので、無くなればその分ちゃんと増えるんだな〜と。
山登りは辞めるつもりはありませんので、これからも色々と行きたい。
この2年間、ずっと手帳に書いてある行けなかったお山が沢山あります。
今まで歩いてきた稜線から眺めたお山。
登れなかったお山。
もう一度行きたいお山。
この日、登山始めた若者の楽しそうな様子を見て、山修行初めた頃の事とか色々思い出してしまいました。
初めての日、嫌々で早朝薄暗い中、バス停でバスを待っていたのですが、私の横にご年配の女性が並ばれて。
私をまじまじと見つめて「山に行かれるのですか?」と話掛けられました。
「ハイ、今日が初めてなんです。」(修行がですが)
そう答えたら、その方、「いいですね。私も百名山全て登りましたよ。北海道から九州迄行きました。 もう年で引退しましたけどね。 これから色々な山に行けますね。羨ましいです。 楽しんで下さい。」
みたいな事を言われ、本当に羨ましそうに私を見ていらっしゃいました。
辛いな〜と思った時もこの方の眼差しが思い出されたりして、頑張んなきゃ〜と。
厳しかったけど、ちゃんと登れる様にして貰えた事。
丁度この時期12月の中旬、寒すぎてキャンセルしようとしたらキャンセル料がその日から掛かると出て、我慢して行った日の事。(結果、思い出に残る楽しい修行になりました。)
今では寒くてもへっちゃらになりましたが、あの時頑張らなかったら続いていなかったかも、、、。
ジブリの世界。
中央アルプス
南アルプス
御嶽山。
この日は白山も伊吹山も能郷白山も綺麗に見えていました。
ホームマウンテンで写真撮ってもらうの初めて。
はめている手袋、ミズノのブレスサーモです。
ウールよりめっちゃ暖かく、肌触りも良いです。
日本の技術は凄い!
「後ろ姿で良く分かったね。」と言ったら、足で分かったと言われました。笑