入院中の父
週一回は必ず行くようにしています。
認知症の具合も心配ですし、
暴れたりしていないかも心配なので、、、。
会いに行けば必ず穏やかに迎えてくれます。
かろうじて、、、?
私の事はまだ覚えていてくれます。
今日は、
昔の記憶がどれ程残っているのか、、、
また、どれくらい引き出せるか、、、
想い出話を、、、。
やはり思い出せないことが一杯、、、。
父 「引き出しの中を使わないとどんどん無くなっていく。」
少し涙ぐみながら話します。
弟2が今住んでいる場所も忘れてしまって、、、。
自分の弟、叔父さんの名前まで、、、。
教えてあげると「あっ」と思い出します。
父 「家系図と何処に住んでいるか地図を作って来てくれ。」
「紐で結んでおかないと切れてしまう。」(記憶の繋がりの事でしょう)
自分でもどんどん忘れていってしまうのが不安なのでしょう。
頭の中がおかしいと義妹に言ったそうですが、
怖いだろうな、そういうのって、、、。
祖母が生前、良く父の自慢話をしていました。
子供の頃から記憶力が抜群で
家に帰って来ても勉強などしたことが無くて
それでもクラスでトップだったそうです。
一度覚えたことは忘れない、、、。
私が子供の頃は勉強しているとよく父に怒られました。
「なんで一度で覚えられないんだ。学校で覚えれば十分だろう。」ってね。
所謂神童ってやつですよ。
なのに認知症、、、。
自分の父がなるとは微塵も思いませんでした。
自分が大人になって
もう親からは何も学ぶことは無いと思っていたけれど、
違いますね。
親は居なくなるその日まで
きっと私達子供に
様々な事を教えてくれるのでしょうね。
身を以って、、、。