英国特殊部隊SASシーズン3始まりました。
最近お気に入りのドラマのひとつ、ヨーロッパ映画好きの私にはツボのイギリス製作のドラマ。
まずイギリスにそんな部隊があるとは知りませんでした。
昔からこういう戦闘ものはドラマ映画問わず好きだったので始まる前は少し楽しみだった。
観るまでは・・・。
びっくりですわ。
いきなり一列に並んだ男の全裸後姿。
犯人達とは有無言わせず、説得交渉もなくひたすらただ撃ち殺す。
政府の軍隊じゃなく、これじゃ「掃除屋」(分からない人は映画ニキータを参照してください)だよ。
想像していたストーリーとはえらく違っておりました。
でもね、毎週観ているうちにハマってしまったんですわ。
ストーリーは突っ込みどころ満載で、まずはこのSASの中でも最強と言われるレッドチームのリーダーヘンノ。
自分は部下にチーム内の恋愛はご法度だと言いながら自分はちゃっかり恋愛してるし、
自分の上司が部下の奥さんと親密な関係になったと知ったとたん、
戦闘中にドサクサに紛れて撃ち殺しちゃうし。
観てて毎回最後は唖然としてしまいます。
今度はどんなありえない行動があるかと期待してまた見ちゃうんですね~。
一種の麻薬てすわ。
チームのメンバーは「あんたら学生かい!」と突っ込みたくなる喧嘩してるし。
これ観ててイギリス人はこんな連中に守られて不安はないのかとか余計な心配している自分がそこにいるんです。笑
でも、かれこれシーズン3まで付き合って、お気に入りの俳優が出来てしまいました。
きっとファンは私一人でしょう。
いえ、まずヒンシュク買うでしょう。
石投げられるでしょう。
ドラマの途中で出てきたルイは入隊試験の最終関門で仲間を平気で置き去り。
ひとりだけ腹ペコの仲間の前で食事してるし。
そう、自分がよければそれで良いっていう奴なんです。
また最後の尋問まで試験に残っておまけに合格。
最初は嫌な奴だったけど、最後の勝ち誇った満面の笑顔を見たときは憎たらしいのを通りこしてアッパレだと思いましたよ。
それ以降シーズン2まではいつも仲間からいびられてましたけど、仕事(といっても撃ち殺すだけだけど)の時はかっこいい顔になるんです。
そんなシーズン2が終わり、楽しみににしていたシーズン3。
始まる前にメンバー総入れ替えと予告で聞いてちょっとがっくりでしたが、さすがSAS、やってくれましたよ、潔い裏切り。
主役級のメンバー達、第1話の冒頭で全員撃ち殺されて死亡。
それもリーダーの判断ミス。
このありえないリーダーヘンノと能天気自分大好きルイちゃんだけが生き残ったのです。
憎まれっ子世にはばかるとは昔の人は良く言ったもんだよ。
さて、このシーズン3のまたまたはちゃめちゃな第一話。
冒頭で仲間が撃ち殺されて唖然としてたたずんでいるヘンノをほっといてルイは「もう引き上げようぜ」ととっとと一人でずらかるし。
そんなルイと残されたヘンノ。
ボスに辞めてもいいんだと言われ「ルイが慰めになってる」と弱気。
ルイは他の部隊の連中とニコニコしながら話てるし。
おまけにこのボスも期待に漏れず変。
一人女性の隊員がいたが、以前リーダーに咎められた恋愛してた隊員が死んで、メソメソされたら困るからクビにしたとさ。
セクハラじゃないかというような言動だわさ。
ルイはさすが私のお気に入りだけあって、ヘンノが死んだ部下の思い出話でひたっているのに。
「でも、死んだ」
断言だよ。
次に出る会話はその未亡人になったかみさんとはもうやったのかとか、とんでもないこと言ってるし。
メインの事件はハイジャック。
どう始末をつけるか。
「ルイと二人で機長の振りして中に入ったら撃ちまくる」だって。
またこのハイジャックが間抜け。
隠してたピストルを離陸する前に見つかって飛行機が飛ぶ前にハイジャック。
パイロット二人は客を置き去りに機内からとっとと脱出。
ハイジャックのリーダーが元知り合いで結局ヘンノとルイは変装中止。
女パイロットを要求されて選んだ隊員は1時間程前に入隊試験が終わったばかり女性。
訓練も無くいきなり現場でおまけに重要な役かい!
つっこみまくりでしたよ。
ま、最後は案の定、撃って撃って撃ちまくる。
で終わりました。
あ~、これからのストーリーがとっても楽しみだわ。