まったく、人生とは予期せぬことが起きるもので・・・。
昨日、地元の中学校で講師をしてきた。
経緯をお話しすれば、その中学校では地元で働いている方を講師として招き、中学1年生を対象とした〈職業講和〉という授業を行っている。
今回とある仕事の繋がりから、広告業界でデザインを生業にしているワタシに白羽の矢が立った次第。
ちょうど1ヶ月前。
「⚫︎⚫︎さんからのご紹介で・・・」と、中学校関係者の方から依頼の電話があった。
最初は、お断りした。
それはもう、本当に抗った(笑)
大人数の前で話すのは得意ではないし、それよりも何よりも、中学生を前にして、いったい何を話せばいいのか皆目見当がつかなかったのだ。
とりあえず時間をください・・・と弱々しく電話を切って、一週間ほど考えた。それはもう、本当に考えた。
広告業界に身を投じて30余年。
昨日、地元の中学校で講師をしてきた。
経緯をお話しすれば、その中学校では地元で働いている方を講師として招き、中学1年生を対象とした〈職業講和〉という授業を行っている。
今回とある仕事の繋がりから、広告業界でデザインを生業にしているワタシに白羽の矢が立った次第。
ちょうど1ヶ月前。
「⚫︎⚫︎さんからのご紹介で・・・」と、中学校関係者の方から依頼の電話があった。
最初は、お断りした。
それはもう、本当に抗った(笑)
大人数の前で話すのは得意ではないし、それよりも何よりも、中学生を前にして、いったい何を話せばいいのか皆目見当がつかなかったのだ。
とりあえず時間をください・・・と弱々しく電話を切って、一週間ほど考えた。それはもう、本当に考えた。
広告業界に身を投じて30余年。
飽きっぽいことでは誰にも負けなかった人間がよくここまで続けてこれたもんだと、最近我ながら思うことがたまにある。
そんなワタシが世の中に広告という仕事があることを初めて知り、そして興味を持ったのは、いったいいつ頃だったのか。
それは近所の小さな本屋で、とある書籍を見つけたことがきっかけだった。
その書籍は、コピーライターの糸井重里氏と同業のコピーライターや広告クリエイターとの対談集で、各々が広告に携わるようになったきっかけや制作に関わる苦労話がユーモアを交えながら、赤裸々に語られていた。
そんなワタシが世の中に広告という仕事があることを初めて知り、そして興味を持ったのは、いったいいつ頃だったのか。
それは近所の小さな本屋で、とある書籍を見つけたことがきっかけだった。
その書籍は、コピーライターの糸井重里氏と同業のコピーライターや広告クリエイターとの対談集で、各々が広告に携わるようになったきっかけや制作に関わる苦労話がユーモアを交えながら、赤裸々に語られていた。
面白そう。
なぜかそう直感したワタシは、その小さな文庫本をそのまま購入した。
今から43年前。
ワタシは、中学1年生だった。
そうか、あの頃の自分と同い年の子ども達か。
これも何かの縁かもしれんな・・・
そんなわけで、講師を引き受けることにした。
◆
そして、昨日。
学校に到着して控室に通されたら、そこには自動車屋さん、看護師さん、消防士さん、警察官さん、銀行員さん、作業療法士さん、保育士さんなどといった多様な職業の方々がすでに講師として来られていた。
みなさん、一様に緊張した面持ち。
そして口々に「いったい、何を話せばいいのか・・・」
安堵した。
悩んでいたのはワタシだけではなかったのだ(笑)
講和は生徒が10人ずつのグループに分かれて、各教室で希望したそれぞれの職種の講和を受講するスタイルだった。
講和の時間は30分、休憩を挟んで2回実施。
詳細は、割愛します。
決して、理想通りの講和ができたわけではないので(笑)😅
流暢に話せたわけではないし、話も横道に逸れて脱線することが多々あった。
おかげで1回目は話したい内容の半分も話せなかったし、それを反省した2回目は駆け足気味に話してしまい、今度は時間が余ってしまった(笑)
こんなダメ講師の話が、はたしてちゃんと生徒のみんなに届いたか甚だ疑問。
それ以前に、ワタシ自身、話したかったことを100%話せなかったことに自己嫌悪。
だから終わってみると、ただただ、生徒のみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまった。


今から43年前。
ワタシは、中学1年生だった。
そうか、あの頃の自分と同い年の子ども達か。
これも何かの縁かもしれんな・・・
そんなわけで、講師を引き受けることにした。
◆
そして、昨日。
学校に到着して控室に通されたら、そこには自動車屋さん、看護師さん、消防士さん、警察官さん、銀行員さん、作業療法士さん、保育士さんなどといった多様な職業の方々がすでに講師として来られていた。
みなさん、一様に緊張した面持ち。
そして口々に「いったい、何を話せばいいのか・・・」
安堵した。
悩んでいたのはワタシだけではなかったのだ(笑)
講和は生徒が10人ずつのグループに分かれて、各教室で希望したそれぞれの職種の講和を受講するスタイルだった。
講和の時間は30分、休憩を挟んで2回実施。
詳細は、割愛します。
決して、理想通りの講和ができたわけではないので(笑)😅
流暢に話せたわけではないし、話も横道に逸れて脱線することが多々あった。
おかげで1回目は話したい内容の半分も話せなかったし、それを反省した2回目は駆け足気味に話してしまい、今度は時間が余ってしまった(笑)
こんなダメ講師の話が、はたしてちゃんと生徒のみんなに届いたか甚だ疑問。
それ以前に、ワタシ自身、話したかったことを100%話せなかったことに自己嫌悪。
だから終わってみると、ただただ、生徒のみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまった。

そんなグズグズな講和になってしまったけれど、それでも気づいたことがひとつある。
それは中学1年生の子どもたちの純真さ。
教壇に立ったワタシをまっすぐに見つめる彼らの瞳は、本当にキレイで、大袈裟ではなく感動している自分がいた。
自分にもこんな時代があったのか・・・五十路街道のど真ん中を走っている今ではもう遠すぎてまったく思い出せない(笑)
しかし、教壇に立つ人間を射抜くように向けられる数多のあの瞳たちを眼にしたら、こちらは絶対に嘘はつけないし、否応に同じ目線で真剣に対峙しなければならない気持ちになってしまう。
学校の先生はそんな瞳をした子どもたちと毎日対峙しているわけだから、本当に凄い仕事だとあらためて思った。
◆
後日、講和を受けた生徒たちの感想が送られてくるとのこと。
いわゆるフィードバックというヤツだ。
何が書いてあるのか、今から期待と不安がバームクーヘン状態😅
それでも、これがきっかけになって広告やデザインに興味を持ってくれる生徒が1人でもいてくれたら、これほど嬉しいことはない。
43年前のワタシのような子が現れてくれることを、心の隅で期待しています。
それは中学1年生の子どもたちの純真さ。
教壇に立ったワタシをまっすぐに見つめる彼らの瞳は、本当にキレイで、大袈裟ではなく感動している自分がいた。
自分にもこんな時代があったのか・・・五十路街道のど真ん中を走っている今ではもう遠すぎてまったく思い出せない(笑)
しかし、教壇に立つ人間を射抜くように向けられる数多のあの瞳たちを眼にしたら、こちらは絶対に嘘はつけないし、否応に同じ目線で真剣に対峙しなければならない気持ちになってしまう。
学校の先生はそんな瞳をした子どもたちと毎日対峙しているわけだから、本当に凄い仕事だとあらためて思った。
◆
後日、講和を受けた生徒たちの感想が送られてくるとのこと。
いわゆるフィードバックというヤツだ。
何が書いてあるのか、今から期待と不安がバームクーヘン状態😅
それでも、これがきっかけになって広告やデザインに興味を持ってくれる生徒が1人でもいてくれたら、これほど嬉しいことはない。
43年前のワタシのような子が現れてくれることを、心の隅で期待しています。

何はともあれ、貴重な体験をさせてもらいました。
やってみて良かったです😊