今朝、うちの子どもたちにもサンタクロースがプレゼントを持ってきた。
マンガ好きな娘には、「ドラゴンボール」の単行本。
全単行本の後半約10巻程度はすでに持っているのだが、前半の1巻~28巻を所有しておらず、
今朝起きたら、枕元に28巻までがキチッと揃って置いてあったそうだ。
リアル世代のボクらにしてみれば、何で今さらドラゴンボール・・・という気持ちがないわけではないが、
きっとそれは、サンタクロースも同じだっただろう。
BOOK OFFにでも行けば、ドラゴンボールの単行本は必ず置いてあるが、30年近く前のマンガが全巻揃って
陳列されていることなんて、今では滅多に見ない。
おそらくサンタクロースは、全巻揃えるためにネットのショップや古本屋を何軒も巡ったのではないだろうか。
物理的に考えても、きっと今までで最も苦労したのではないかと察している。
もう一方の、9歳の息子。
うちの息子は、一昨日まで“別に欲しいモノはない”と、9歳児にあるまじきセリフを平然とのたまっていた。
“そんなことを言ってたら、お姉ちゃんのところだけにプレゼントが届いて、お前には何もないぞ”と
サンタクロースの代弁をしてみたのだが、ほとんど暖簾に腕押し。猫に小判。馬の耳に念仏。
お前・・・ホントに9歳か?
息子は幼い頃から家で本を読んだり絵を描いたりすることが好きな子で、野球やサッカーに夢中になることは
ほとんど皆無と言っていいような子どもだった。
DSやWiiといったゲーム類に夢中になった時期もあったが、それもハシカのようなモノで、今ではテレビの横で
半分埃を被っている。
“なんか欲しい本でも枕元にメモしとけよ” “お前、今一番好きなアニメは何だ?やっぱ、ドラえもんか?”
サンタクロースの代弁者として色んな角度から尋ねてみたが、どうも納得のいく答えが返ってこなかった。
“知らんぞ、何もプレゼントをもらえなくて、お父さん知らんからな!”
そうやって、昨夜は過ぎていった。
今朝。
そんな息子の枕元にも、プレゼントが置いてあった。
クリスマス仕様の綺麗な包装紙に包まれたプレゼントを見つけた息子は、飛び上がり、プレゼントを抱えて
リビングに走ってきて、嬉々として家族の前で包装紙を開け、そして・・・止まった。
中から出てきたのは、プラモデルだった。
しかも車や飛行機や戦艦やガンダムではなく・・・安土城。
「あ、安土城だ・・・」
プラモデル自体、生まれて初めて手にした息子は、どうやらプラモデルというモノに困惑した上、お城の
プラモデルがあること自体、初めて知った様子だった。
ここでサンタクロースの心情を推測すると、最近の息子は日本史絡みの本ばかり読んでいて、歴史好きの
両親さえも知らないことを日毎にどんどん覚えつつあった。
しかし所詮熱しやすく冷めやすい9歳の子どもだから、いつまで歴史に興味を持っているか分かったもの
ではないし、歴史に興味があるうちにしか喜びそうにないモノをプレゼントしてあげた方がいいだろう。
本を読んだりテレビを見るのも悪くはないが、そういった受け身ではなくて、自分で何かを作るということにも
楽しみを見つけて欲しい。
そのふたつが叶うプレゼントはなんだ? そうだ・・・プラモデルだ。
・・・きっと、サンタクロースは、そう思って安土城のプラモデルをプレゼントしてくれたに違いない。
「お前、それ・・・作れるか?」
少し困惑気味の表情をした息子を見て、サンタクロースの代弁者として息子に尋ねたら
「大丈夫っしょ」と軽い返事。
とりあえず、納得した様子だった。
しかし、大丈夫と言いながらも、たぶんこれから数日かけて、プラモデル製作をボクも手伝うことになるのだろう。
何はともあれ、サンタさん、ご苦労様でした。
マンガ好きな娘には、「ドラゴンボール」の単行本。
全単行本の後半約10巻程度はすでに持っているのだが、前半の1巻~28巻を所有しておらず、
今朝起きたら、枕元に28巻までがキチッと揃って置いてあったそうだ。
リアル世代のボクらにしてみれば、何で今さらドラゴンボール・・・という気持ちがないわけではないが、
きっとそれは、サンタクロースも同じだっただろう。
BOOK OFFにでも行けば、ドラゴンボールの単行本は必ず置いてあるが、30年近く前のマンガが全巻揃って
陳列されていることなんて、今では滅多に見ない。
おそらくサンタクロースは、全巻揃えるためにネットのショップや古本屋を何軒も巡ったのではないだろうか。
物理的に考えても、きっと今までで最も苦労したのではないかと察している。
もう一方の、9歳の息子。
うちの息子は、一昨日まで“別に欲しいモノはない”と、9歳児にあるまじきセリフを平然とのたまっていた。
“そんなことを言ってたら、お姉ちゃんのところだけにプレゼントが届いて、お前には何もないぞ”と
サンタクロースの代弁をしてみたのだが、ほとんど暖簾に腕押し。猫に小判。馬の耳に念仏。
お前・・・ホントに9歳か?
息子は幼い頃から家で本を読んだり絵を描いたりすることが好きな子で、野球やサッカーに夢中になることは
ほとんど皆無と言っていいような子どもだった。
DSやWiiといったゲーム類に夢中になった時期もあったが、それもハシカのようなモノで、今ではテレビの横で
半分埃を被っている。
“なんか欲しい本でも枕元にメモしとけよ” “お前、今一番好きなアニメは何だ?やっぱ、ドラえもんか?”
サンタクロースの代弁者として色んな角度から尋ねてみたが、どうも納得のいく答えが返ってこなかった。
“知らんぞ、何もプレゼントをもらえなくて、お父さん知らんからな!”
そうやって、昨夜は過ぎていった。
今朝。
そんな息子の枕元にも、プレゼントが置いてあった。
クリスマス仕様の綺麗な包装紙に包まれたプレゼントを見つけた息子は、飛び上がり、プレゼントを抱えて
リビングに走ってきて、嬉々として家族の前で包装紙を開け、そして・・・止まった。
中から出てきたのは、プラモデルだった。
しかも車や飛行機や戦艦やガンダムではなく・・・安土城。
「あ、安土城だ・・・」
プラモデル自体、生まれて初めて手にした息子は、どうやらプラモデルというモノに困惑した上、お城の
プラモデルがあること自体、初めて知った様子だった。
ここでサンタクロースの心情を推測すると、最近の息子は日本史絡みの本ばかり読んでいて、歴史好きの
両親さえも知らないことを日毎にどんどん覚えつつあった。
しかし所詮熱しやすく冷めやすい9歳の子どもだから、いつまで歴史に興味を持っているか分かったもの
ではないし、歴史に興味があるうちにしか喜びそうにないモノをプレゼントしてあげた方がいいだろう。
本を読んだりテレビを見るのも悪くはないが、そういった受け身ではなくて、自分で何かを作るということにも
楽しみを見つけて欲しい。
そのふたつが叶うプレゼントはなんだ? そうだ・・・プラモデルだ。
・・・きっと、サンタクロースは、そう思って安土城のプラモデルをプレゼントしてくれたに違いない。
「お前、それ・・・作れるか?」
少し困惑気味の表情をした息子を見て、サンタクロースの代弁者として息子に尋ねたら
「大丈夫っしょ」と軽い返事。
とりあえず、納得した様子だった。
しかし、大丈夫と言いながらも、たぶんこれから数日かけて、プラモデル製作をボクも手伝うことになるのだろう。
何はともあれ、サンタさん、ご苦労様でした。