りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

子供が1歳なら、親も1歳。

2016-06-04 | Weblog
北海道の行方不明男児が、無事見つかった。
まずは、大事がなくて本当によかった。

7歳児がゴルゴ13ばりのサバイバルをしていたことに驚愕するニュース報道が昨夜は繰り返されていたけど、きっと神様が「君はまだ死んではいけない」と、幸運な偶然を重ねてくれたのだろう。

今回の一件で、もうひとつ頻繁に報道されていたのが、親が子供を置き去りにした行為についてだった。

結果的に全国ニュース(いや、世界か)になるような出来事になってしまったけど、7歳児を2回育てた経験がある者としては、今回の親御さんの行為について、ワタシには真正面から批判することができない。

振りかえってみれば、ワタシも、子供が幼かった頃、ちょっと行き過ぎた叱り方をしたことがあったような気がする。
もちろん虐待や体罰をしてはいないのだけど、悪いことをした子供に対して感情に任せた言動をしてしまった記憶がある。

今思えば、7歳の頃の子供は、乳幼児の時期を経て、自分の意志を持ちはじめる最初の時期なのだと思う。
言わば、思春期の前哨戦みたいなものか。
それまではペットに毛が生えたような存在だったのに、拙いながらも自身の自我や意志に沿った言動をしはじめることに、親も最初は戸惑ってしまうのだ。
少なからず、ワタシはそうだった。

「子供が1歳なら、親も1歳」

最初の子供が生まれた頃、そんな言葉を周囲の人からよく聞いた。
その当時は、実感どころか、意味さえもよく分からなかったけど、今ならその意味がよく分かる。

親だって、完璧ではないのだ。

強くて頼りがいのある姿を子供に見せてゆくのは親の務めではあるけれど、その一方で、子どもが成長するに連れて、「完璧な人間なんて世の中にはいない」ということを、親の姿を通じて教えてゆくのも、もしかしたら親の務めなのではないか、と最近思うことがある。
それは、ワタシ自身、自分の親の生き様から教わった。

七転八倒、暗中模索しながら、なんとか親年齢17歳になったワタシは、そう思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする