りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

祝・映画化。

2013-04-22 | Weblog
作家・福澤徹三さんの小説「東京難民」が映画化されるそうだ。

2年前に、知人から薦められて読んだ。
本当に面白い小説だった。
その時読みながら、“映画化すればいいのに”と思っていたから、やっとというか、
ついにというか、個人的には、待望の映画化という感じだ。

主人公とは年齢も境遇もまったく違うけど、読んでいた当時はリーマンショックの
爪痕がまだまだ深くて、物語も本当にリアリティがあって、とても他人事のように
思えなかった。
あれから少しだけ時代が動いて、今はかつてのバブル時代の再来のような雰囲気が
漂いはじめている。
そんな少し浮き足立った時代の空気の中で、このような“一寸先は闇”的な物語が
どれだけ受け入れられるか、正直分からない。
でも、そんな時代だからこそ、観た方がいい映画なのかもしれない。

福澤徹三さんの作品は、本当に面白い。

普通の生活を送っていたはずの人物が、ちょっとしたボタンの掛け違いや躓きで、
気持ちがいいほど簡単に瓦解し、苦闘し、翻弄されながらも、最後は自力で再生
してゆく。
そんな小説を描かせたら、福澤さんの右に出る作家はいないような気がする。

願わくば、この勢いに乗じて、地方の広告マンとヤクザのドタバタ劇を描いた
大好きな小説「Iターン」も映画化してもらいたい。
もしもあの作品が映画化されたら、最高のエンターテイメント映画になる気が
するのだけど。

映画会社さん、ぜひご一考を。

●『東京難民』公開決定
http://www.excite.co.jp/News/cinema/20130421/Crankin_2427910.html
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 間尺に合わん仕事をしたのう。 | トップ | 色褪せた鯉。 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Iターンの (タツロン)
2013-04-22 13:57:14
作家さんですか。
それは興味ありです。(#^.^#)
また買って読んでみようかなー。
返信する
タツロンさん (りきる)
2013-04-22 15:58:12
そうです。
広告業界の人間なら、否応に身に詰まされる
作品(笑)「Iターン」を書いた福澤徹三さんです。
ぜひ、お読みください。

福澤さん、ずいぶん前にこのブログに
一度コメントくださったんですよ。
メチャクチャ嬉しかった(^0^)/
返信する
最近… (タツロン)
2013-04-22 16:09:59
デザインから、
ディレクション寄りになりつつあるので
Iターンの叔父貴のように
ならないよいに気をつけてますw

作者からのコメントとは!
それは嬉しいですね!
返信する
タツロンさん (りきる)
2013-04-22 17:30:13
ご出世、おめでとうございます☆

こちとら、相変わらず現場仕事ですわ~(笑)
返信する

コメントを投稿