6.仙台市地下鉄の完乗と土砂降りの船岡の攻防
仙台市地下鉄は仙台市交通局が運営する南北線、東西線の2つの路線がある。
南北線は仙塩広域都市計画都市高速鉄道第1号として建設された14.8kmで、
1987年7月15日に富沢から八乙女までが部分開業、
1992年7月15日に八乙女から泉中央までが延伸して全通した。
一方東西線は仙塩広域都市計画都市高速鉄道第4号として建設された13.9kmで、
2015年12月6日に現在開業している全区間が一気に開業した。
JR仙台駅からいったん外に出てすぐ手前にある地下への階段を降りて仙台市地下鉄乗り場まで移動する。
駅の屋根の範囲に地下への入り口があるため、雨に濡れることはない。
仙台市営地下鉄は南北線、東西線共通で使える“地下鉄土・日・休日一日乗車券”がある。
券売機でこれを購入してまずは南北線のホームに行く。
事前の予定では一日かけて南北線、東西線を乗り潰し、地上駅舎を取材するつもりだったが、
外は大雨でとても駅舎取材はかなわないだろう。
そこで今回は乗り潰しだけを実行し、駅舎取材は次の機会の宿題にしよう。
仙台から富沢まで行き、いったん外に出るが勿論大雨で駅舎取材は出来ない。
富沢は島式1面2線のホームに降車ホームと乗車ホームが別れていて、
降車ホームで客を降ろしてからいったん回送し、
乗車専用ホームに入線してから乗客を乗せるような構造になっている。
富沢から北側の泉中央まで行き、ここで折り返して仙台まで戻る。
今度は東西線に乗り換えて八木山動物公園まで行き、
ここで折り返して東側の荒井まで行く。
荒井駅は駅前ロータリーにタクシー乗り場のための屋根が設置してあり、
これを利用して駅舎取材を強行する。
それでも風もあってかなり濡れてしまった。
傘なしでの取材はやっぱり不可能だと判断し、仙台まで戻ってコンビニでビニール傘を購入する。
仙台市地下鉄の全区間の乗り潰しを終了し、再びJRの改札を入り、
預けてあった旅行用バッグをコインロッカーから取り出し、
東北本線15:02発の福島行き上り列車に乗り込む。
もともと土曜日の予定では女川から帰って船岡まで行き、ここで保存車両を取材することになっていた。
事前の予定では15:38に乗ることになっていたので、予定より1本早い列車ということになる。
船岡に到着した時も土砂降りの雨は続いていて、傘を購入しておいて良かった。
しかも保存車両の場所が分からず、少し駅前をうろうろしてしまった。
漸く見つけてED71形37号機とオハフ61形客車を取材する。
金網フェンスに囲まれており、さらに客車の方はメンテナンスもされておらず、
雨に降られて取材した割りにはちょっと残念な結果だった。
しかも場所が分からず駅前で迷っていたため、15:53の上り電車に乗り遅れてしまった。
駅まで辿り着いたところで、列車が出てしまった。
16:16まで待って名取まで行き、いったん改札を出てる。
雨のため駅取材も出来ず、Suicaで再入場して仙台空港線で仙台空港まで行く。