5.SL「大樹3号」の旅-あっという間の36分
東武鉄道日光線はPASMOが導入されているためSuicaが使えるが、
Y氏はSuicaやPASMOを持っていなかったため、切符200円を購入した。
既に新栃木行きの普通列車6050系は2番線に停車していた。
ボックス席タイプでこれに乗り込み8分で下今市に到着する。
雨の心配をした旅の始まりだったが、
曇天なもののここまでほとんど雨は降っていなかった。
下今市には12:38に到着した時には既にSL「大樹」が側線に入線していた。
乗り換え時間は22分でSuicaで入場したために一端改札を出て駅取材する。
駅舎もSL「大樹」運行に併せてレトロモダンに改築されていて、
待合室にも昔ながらのコーラの販売機などが設置されていた。
但し、これはオブジェで実際にはコーラは販売していない。
事前に購入した鬼怒川温泉までの切符で再入場する。
駅の中で待っているとSL「大樹」が煙を吐きながら入線してきた。
SL「大樹」は下今市から鬼怒川温泉までの12.4kmを36分かけて走る。
車内ではアテンダントが観光案内から物販販売までをこなす。
更に手書きのSLアテンダント通信というパンフレットを配っていた。
車内検札の時に乗車記念証が渡された。
SL「大樹」3号乗車記念証と書かれていることから、
別の列車では絵柄が違うのかもしれない。
車内販売でSL大樹黒バニラアイス300円を買って喰う。
味はバニラアイスなのだが、色は石炭をイメージした黒だった。
13:30に下今市を発車したSL「大樹3号」は30分かけて東武ワールドスクエアに到着した。
東武ワールドスクエアは同施設の最寄り駅として2017年7月22日に開業した。
更に6分で終点の鬼怒川温泉に到着する。
あっという間に鬼怒川温泉まで到着、少し物足りなさも感じたが、
それくらいがちょうど良いのかもしれない。