7.千葉のE217系と長野新幹線-旅の始まり
9月20日日曜日、当日も曇りで日差しはなかったが、
差し当たり雨の心配はなさそうだ。
普段は06:00東京発の新幹線に乗ることが多いが、
今日は東京発が07:20のため、千葉から快速に乗ることにした。
三連休東日本・函館パスで幕張駅を入場する。
06:01幕張発の総武緩行線千葉行で終点の千葉まで行く。
千葉には10分で到着、改札は出ずに始発の総武快速線東京行に乗り換える。
乗り換え時間の11分総武快速線の車両取材をする。
総武快速線は直通する横須賀線とともに、
横浜支社鎌倉車両センター所属のE217系が充当されている。
E217系は1994年8月に量産先行車が登場、
翌年11月より量産車が投入され、1999年11月までに、
基本編成11両編成×51本=561両、
付属編成4両編成×46本=184両の計745両が製造された。
E217系は通勤形直流電車209系をベースにした近郊型車両で、
JR東日本が国鉄分割民営化以降、初めて投入した近郊型車両である。
しかしその後車両の開発方法が見直され、
通勤形と近郊型の利用法に投入可能な汎用性のある、
一般型車両が開発されることとなり、
E231系、E233系、E235系と歴史を重ねている。
そのためE217系はJR東日本の唯一の長編成近郊型として、
横須賀線・総武快速線と直通する房総地区のみで活躍する孤高の存在となった。
しかし経年劣化から2020年度より順次置き換え予定となっている。
前回が全て置き換えるのに5年を要しているので、
今ずくにE217系が見られなくなることはないと思うが、
今から取材しておくに越したことはない。
06:22千葉始発の総武快速線東京行で東京まで行く。
乗車時間は38分で、東京到着はちょうど07:00である。
今回は青春18きっぷの旅の時見たいに新幹線切符で再入場の必要もない。
地下の横須賀線・総武緩行線ホームから地上に上がり、
そのまま東北・上越・北陸新幹線ホームに入場する。
ここから北陸新幹線「かがやき503号」に乗り込む。
北陸新幹線は1997年10月1日に、
高崎から長野までの区間が部分開業、
この時はまだ北陸まで至っていないことから、
“長野新幹線”の愛称が一般的だった。
2015年3月14日に金沢まで延伸され、W7系が投入された。
JR東日本所属のE7系は1年前から投入されていた。
今回乗り込んだ車両はJR西日本所属のW7系だった。
乗車時間は1時間23分とそれほど長くないため、
普通車の4号車10番E席を予約した。
車内はほぼ満席に近い状態だった。
売店で駅弁「紅葉ごよみ」1,100円とお茶を購入し、
車内で朝食として喰い、長野を目指した。