13.米沢の沈黙とトンネルの中の駅
山形新幹線で米沢に着いたのは18:08で、
ここから奥羽本線で福島まで戻る。
奥羽本線は福島から青森までの484.5kmの区間だが、
山形新幹線の乗り入れ区間である福島から新庄までの区間は、
山形線の愛称がつけられている。
奥羽本線の福島から米沢までの区間が未乗車だったため、
今日は福島でホテルを予約してあるものの、
植えて米沢まで山形新幹線で行き、
在来線で福島まで戻る予定にしたのである。
米沢に到着した時には既に夜の帳が降りていて、
乗客が降りて改札口を出て行くと駅構内は沈黙に包まれた。
夜間停泊しているGV-E400系を取材する。
GV-E400系は2019年8月に営業運転を開始した気動車で、
ディーゼルエンジンで発電した電力で走行する、
ディーゼル・エレクトリック方式を採用した非電化地区用の車両である。
このあと既に停車していた719系5000番台に乗り込む。
狭軌の在来線で使用されている719系0番台を、
標準軌対応に改造した5000番台が充当されていた。
この電車は米沢を18:42に出て、46分で福島まで行く。
外は暗闇に包まれ、駅に停車しても外はよく見えないが、
峠駅や板谷駅はスノーシェルターに覆われているため、
逆に電灯があるのでよく見える。
車内から見た峠駅の様子。
車内から見た板谷駅の様子。
719系5000番台は19:28に福島に到着した。