林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

「甲種回送2008」リフレッシュ休暇北海道一周の旅21.

2022-02-28 | 鉄道・旅行

  21.A列車で行こう-もう一つの寝台特急「北斗星」の旅

上りの寝台特急「北斗星」は17:12に札幌駅を出る。
函館まではDD51型ディーゼル機関車重連に牽引されて非電化区間を走る。
夕方から夜に掛けての旅になる。
帰りの「北斗星」はA2の“ツインデラックス”である。
これは2人用A寝台であるが、今回はそれを一人で使う。
車掌が来て検札をしていったあと、札幌駅で購入した駅弁「ふらの和牛弁当」を喰う。
駅弁を喰ったあとに食堂車に行き、シャワーカード\310とシャワーセット\420を購入する。
シャワールームはAとBの二つがあり、
予約票はそれほど埋まっていなかったので、
直近の19時30分から20時00分までを予約する。
部屋に戻って着替えやタオルなどを持ち、予約したA室に行く。
シャワールームはロビーカーの一部に設置されている。
個室の使用時間は30分だが、実際にシャワールーム内でお湯が出るのは6分間だけである。
この時間は前に乗った寝台特急「北陸」でも一緒だった。
シャワー室は手前に脱衣所があり、そこに「シャワールームご案内」という機械があり、
そこにカードを差し込むと「シャワー利用可能です」にランプが付く。
シャワー室内には緑のボタンの「シャワー」と赤いボタンの「止」があり、
カードを差し込むとタイマーが6:00になって、「シャワー」のボタンを押すと、
シャワーが出てタイマーがカウントを始める。
途中で赤いボタンで止めることも出来る。
シャワーを浴びてさっぱりしたが、更衣室でクールダウンしなければならず、
それがちょっとしんどかった。
それでも更衣室にはドライヤーも完備されていて、30分を待たずにクールダウンできる。
帰り際に食堂車のところを通ったが、スタッフに「風呂上がりにビールは如何ですか」と云われ、
思わず「凄く飲みたいです」と答えてしまう。
サッポロクラシック\270を購入して部屋で飲む。
9:00p.m.からハブタイムが始まり、それにあわせて食堂車に行く。
行きのパブタイムと同じメニューで、クラシックとソーセージの盛り合わせをオーダーする。
平日だったためか、それほど混んでおらずに直ぐに座れた。
寝台特急「北斗星」は函館で牽引機を交換するため、7分間停車する。
21:41に函館に到着し、ここまで牽引してきたDD51型ディーゼル機関車重連を外し、
反対側に青函トンネル専用のED79型電気機関車を連結する。
そしてスイッチバックして青函トンネルを潜って本州に行く。
函館駅で牽引機の交換を取材し、再び列車に乗り込む。
今夜はこれで全ての予定が終了である。
本州に入って青森信号所で牽引機を交直流型のEF81型電気機関車に交換するが、
ここは駅ではないので当然客車のドアは開かない。
10:00p.m.過ぎには全ての予定を終了し、就寝することにする。
今回は2人用で上下の2段ベッドになっていて、敢えて上の段で寝ることにした。
上の段の方が少し狭いし、夜中に起きる時に不便であるが、
せっかくの個室での2段ベッドの体験なので、その不便さを楽しむことにしたのだ。
ロッカーにあるはしごを設置して上の段に行く。
列車の振動や音は多少気になるが、ビールの酔いや疲れもあって、ぐっすり眠ることは出来た。
夜中に仙台駅に到着したところで目が覚めるが、再びベッドに潜り込んだらまた寝てしまい、
目が覚めたのは6:20a.m.頃だった。
ベッドから出て洗面台に行って顔を洗い、部屋に戻って昨日購入していた駅弁「SL弁当」を喰う。
喰い終わってから食堂車に行き、モーニングタイムでコーヒー\400をオーダーしてまったりする。
この旅で10杯目のコーヒーである。
9:00a.m.過ぎの食堂車の営業終了と共に室内のBGMやビデオも止められてしまった。
大宮駅到着あたりから荷物を整理する。
寝台特急「北斗星」は予定通り、09:41に上野駅の13番線ホームに滑り込む。
長かった北海道一周の、正確に言うと一周半の旅もここに終結した。

2008/12/13 23:10

画像:推進回送中の寝台特急「北斗星」 撮影時刻 2008/11/18 09:56:11

初出:++RAIL/れいの日記 2008年12月27日17:02

※転載:鉄道系SNS「++RAIL」/個人日記「れいの日記」

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