2.新塗色の山形新幹線と雨の左沢線往復
2016年11月19日土曜日、当日になっても雨の予報は変わらなかった。
初電から2番目の04:56に乗り、秋葉原まで向かう。
自宅を出る時はほとんど雨は降っておらず、傘を差さずに駅までたどり着いたが、
秋葉原で乗り換える時には既に本降りの雨になっていた。
京浜東北線で東京まで行き、週末パスと指定席特急券を同時に入れて新幹線改札口を潜る。
20番線ホームに上がるとまだそこには新幹線車両は来ておらず、
車両取材などして山形新幹線「つばさ121号」の到着を待つ。
6:00a.m.前に雨の中、山形新幹線E3系2000番台が入線してくる。
ホームの売店で駅弁「秋露のささやき」とお茶を購入、
山形新幹線「つばさ121号」11号車に乗り込む。
東北、上越、北陸新幹線は東京から大宮まで同じ線路を使用するため、
数多くの列車を走らせる工夫として、
在来線に直通するミニ新幹線を東北新幹線に連結して走らせ、
山形新幹線は福島、秋田新幹線は福島で分離と連結する。
しかし早朝の列車のために06:12に東京を出発する「つばさ121号」は連結運転されない。
本降りの雨の中を定時に出発し、終点の新庄に向けて東北新幹線の線路を走っていく。
車内で購入した駅弁を喰い、車販でホットコーヒーを購入してまったりする。
東北新幹線の線路を福島まで行き、信号待ちの3分の停車で奥羽本線に入っていく。
奥羽本線は山形新幹線を直通するために在来線でありながら標準軌に改軌されている。
それでも在来線なのでカーブも多いし踏切もあって速度制限がきつい。
普通の特急と同じようなスピードで走り、08:57に山形駅に到着する。
山形駅は奥羽本線のほか、左沢線と仙山線も接続する。
標準軌の山形新幹線、奥羽本線と狭軌の左沢線、仙山線がホームを並べている。
山形新幹線のホームは1番線が山形で折り返し専用、2番線は上下線兼用となっており、
新庄方面に新幹線乗り換え改札口が設置されている。
在来線の6番線は左沢線のホームになっており、34分の乗り換え時間で留置車両などを取材する。
山形で乗り換えた時には雨は降っておらず、おかげで留置中のキハ101も撮影できた。
しかし09:31に山形を出発して43分で終点の左沢に到着する。
出発して一つ目の北山形当てたりで雨が降り始め、
左沢に到着した時にも小雨が降っていたが、駅取材を強行する。
7分の折り返し時間で駅舎の取材だけして乗ってきた列車に乗り直して山形まで戻る。
山形から山形鉄道フラワー長い線の起点駅である赤湯を目指す。
乗り換え時間は5分で、30分の乗車時間で赤湯に到着する。
赤湯まで戻ってきた時には既に雨は本降りになっていた。