rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

花とダミー その1

2017-04-23 16:50:38 | 


素晴らしく晴れ気持ちの良い日は、外がいい。
花たちに水をかけ、雑草を抜き、庭を歩く。
もちろん、気持ちが良いのは人間だけではない、猫も気持ちよさげに日向でくつろぐ。
ふと目をやれば、ダミーは写真映えのするところにいるではないか。
そそくさとニコワンを持ち出して、急遽撮影会となる。
空を映すオダマキと共に崩れた香箱座りのダミー。
まだある写真は、次のお楽しみに。




助六、最後の仕事

2017-03-20 00:03:12 | 
3月13日、助六が死んだ。
あっけない最後だった。
隣のおばあさんが飼っていた猫だった助六は、おばあさんが亡くなって間もなくにうちへやってきた。
だから、はっきりとした歳はわからなかったけれど、毛並みの具合から見てそんなに歳をとっていないと思っていた。
ダミと一緒になって朝ごはんをねだるとき、目の前をお尻ぷりぷりさせながら小走りに行く姿は、なんとも微笑ましいものだ。
それが突然食欲をなくし、2日間姿をくらましてから家へ戻ってすぐの助六を義母が病院へ連れて行っての診察中に、助六は息を引き取った。
医者の話によると、そこそこに助六は歳をとっていたのと、何かしら脳に障害があったのではないかということだった。
でも、そうとは思えない気もする。
なぜならば、今年になってから我が家に大きな悩み事が2つできて、特に今月になってから大人どもは皆気持ちも体も蝕まれ、家の中はどんよりと沈んで負の空気が漂っていた。
その毒気に当てられて、助六は、その負荷に耐えられなくなって死んだのだと思えてならない。
それをはっきりと意識したのは、助六が死んだことを職場の同僚に話したときのこと、彼女はこう言ったのだ「猫はその家の災難をもって死ぬことがある。」と。
このことを家人に話すと、彼も何か思うところがあったらしく、助六の最後に立ち会って一番気を落としている義母に伝えた。
「助六は、家の苦難を救うために死んだのだろうから、助六に感謝してあげようよ。」
そして、助六が死んでから、我が家の大きな悩み事は、どうにか収束に向かい始めた。
思えば助六は、変な猫だった。
瀕死の捨て猫ダミを連れてきたり、これまたどこからか白い猫を連れてきては餌を分け与えたり。
猫に仏性が宿っているかは知らないが、そうだとするならば、助六にはそれがあったのかもしれないと思えるような最後であった。



ニコワンで助六とダミ

2017-02-26 15:24:29 | 

オイラの縄張り

久々のニコワン出動。
被写体は、もちろん助六とダミ。
まだ芝生が枯草色だから派手さはないけれど、この暖かな色合いも結構好きだ。
そろそろ春の花が咲き始める、P50とNIKON1を相棒に楽しい季節の到来だ。


メダカの水を飲んでそ知らぬふりをする助六


撮らせてあげるから、さあ早よエサおくれ


適度な距離感


リアルに「名は体を表す」 助六

2017-02-24 22:07:38 | 
いやいや、参りましたよ助六さん、あんたってぇやつはぁ。
まったくなんてことをしてくれたんだい。
ちょいと聞いておくんなさい、あなた。
うちの助六がねぇ、どこぞから連れて来たんですよ、その白ネコさんをね。
それでもって、先に連れて来たダミが、仲間はずれにされちゃって、気の毒で困ったもんでさぁ。
このまま白ネコが居ついてしまったら、ダミはいったいどうなっちゃうんでしょうね。
なんとも、助六って名前がいけないんですかね、「名は体を表す」ってやっぱりほんとなんじゃないかと思う今日この頃ですよ。


成長したダミ

2017-02-14 15:08:15 | 


具合もすっかりよくなったので、そうするとしたいこと、しなくちゃいけないことが山とある中から、無理しないようにこなしていく。
カップ類やまな板と布巾の漂白殺菌、かつてはアトリエ今は子供たちの集う場所の掃除、ご無沙汰している親しい人への電話、猫たちの水のみ場となったメダカの水槽へ新しい水の注水、そして心に余裕を取り戻すためのカメラ遊び。
なのに、助六はどこぞへでかけていてダミしかいない。
まあいいさ、元気に育ったダミの写真もいいものだ。
助六がいなくて退屈なのだろう、ダミは玄関を開けた私を待ち構えていた。
なんというか、私も自称猫族、素直にダミの相手はしない、まずはブルーベリーやミモザの様子を見に畑へ向かう。
ゆっくりと新芽の具合を確認すれば、倒した柿木を平均台のように遊びながらダミはじりじりと私との距離をつめてくる
その様子が面白くてカメラを構えとろうとするたび、ダミは急に動きを早めカメラの目の前にやって来る。
何とかいい絵を撮りたい私は、春草の柿木へダミを誘導しようとして、柿木の幹とトントンとたたいた。
目論見通りダミは柿ノ木に飛び乗り、最高のポージング。
さあ、御覧あれ、結構な猫に育ったダミを。
岩合さんよろしくダミをほめながら、シャッターをすかさず切って、いい出来映えのを選び出す。
その後おまけに、気分を良くしたダミが、アップで鳴き顔を撮らせてくれた。
こうしてダミはなにやら満足したようで、梅の花を撮るため庭をうろうろする私の後を追ってはこなかった。

それにしても、通常の休みではなかなか得られないゆったりとした時間を、インフルエンザがもたらすなんて、本当に皮肉だと思う一日だった。