rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

私の中にいるエリオット・スミス

2017-06-04 22:25:23 | 音楽たちーいろいろ


Elliott Smith - Waltz #2 (XO)

どうも、彼の音楽を聴いていると辛くなってくる。
それが、どんなに気分が晴れやかなときでもだ。
私の心の中で後ろ向きに小さく蹲っている不安と孤独の幼子が、自分はいつでもいるのだとその存在感を主張しだす、その呼び水になる音楽といったものなのだろう。
だから、しばらく彼の音楽を封印していたのだけれど、今日読んでいたある本に触発されて再び聴いてみたのだ。
結果は前記のとおり。
誰しも闇は抱えているけれども、なるべく、いや早いうちにその闇の入り口は小さくすべきだ。
それは、ひとえに安心感と愛情をふんだんにつぎ込むことでしかなしえない。
人の心は、さまざまなものに影響されて形作られていく。
これに気を使ったから大丈夫だろうなどとはありえないのだが、基本は幼少期に作られる。
どうか、自己の存在を否定するような子供が少しでも減ることを願い、大人はその重大な責任を理解して子供に接してもらいたいと思ってみても、その実大人でさえも自分の中の傷ついた子供に苦しんでいるのだということもわからなければいけない。
このやりきれなさは、どうしたらよいのだろうか。



A Fond Farewell - Elliott Smith



Elliott Smith-Twilight


ラジオからのマドンナ

2017-06-01 22:46:10 | 音楽たちーいろいろ


Madonna - Frozen

10年以上前になるけれど、マドンナのアルバムでは、”Ray of Light”をかなりよく聴いていた。
たしか、個展のための絵を描き溜めていた時だったように思う。
そのうちの”Frozen"が、昨日の帰宅する車の中、ラジオから流れてきた。
とても懐かしく、当時の絵を描いている高揚感が、一気に気持ちを満たしていった。
だから、次なる展覧会のための絵を描いている今、もう一度聴きたくなったのだ。
音楽は、いろいろな意味合いで私の人生を豊かにしてくれる、無くてはならないもののひとつだ。


Madonna - The Power Of Good-Bye



10年前、アヴリル・ラヴィーンとともに

2017-02-19 22:52:20 | 音楽たちーいろいろ


Avril Lavigne - When You're Gone

10年前、この曲を頻繁に聴いていた。
毎日取り憑かれたように絵を描いた、私にとって幸せなときだった。
だから、この曲を聴くたびにそのときの高揚感が蘇ってくる。
前にも書いたけれど、私は絵を描くとき、必ずといっていいほど数枚のアルバムをかけ流しながら打ち込んでいる。
曲調が、絵に直接影響を及ぼすことは少ないけれど、自分の気分をどうもっていきたいかというときに、そのガイドとすることはやはりある。
アヴリルの曲は、気分をソリッドにしたいとき聴く場合が多いかもしれない。
なんと私は、絵を描くことだけでも、多くのものに依っているのだろうか。
ありがとう、アヴリル、そして私を満たしてくれる多くの音楽たちに。




Avril Lavigne - My Happy Ending




Avril Lavigne - Don't Tell Me


どちらのRudeがお好き?

2016-12-18 22:45:26 | 音楽たちーいろいろ


Rude Magic! // Madilyn Bailey ft Flula (Ukulele Version)



MAGIC! - Rude

最近我が家ではやっている曲は、”Rude”。
カナダのバンド MAGIC!マジック!が作ったものだけれど、マデリン・ベイリーがカバーしているのも結構いい。
どちらかというと、マデリンのほうが好み。
ちょっとハスキーボイスでやわらかく歌うのが、レゲエ風の曲にあっている。
そして、未来に起こるであろうこんなシーンを想像しては、なんとなく胸の奥がジーンとするのを覚えるのであった。


乗り越えたい思い、ボブ・マーリー

2016-10-09 23:03:54 | 音楽たちーいろいろ


Bob Marley - Don't worry be Happy

さまざまな差別、貧困、無関心、諍いなどを乗り越えて、寛容で愛に満たされた世界を願わない人はいないだろう。
かつてイギリスの植民地だったジャマイカで、イギリス人の父とジャマイカ人の母の間にボブ・マーリーは生まれた。
白人とも黒人ともどっちつかずの立場と貧困が、彼の心に大きく影響したことは言わずもがな。
だからこそ、怒りの拳を振り上げるのではなくて、弱者に目を向け愛を説く。
そこからは、深い絶望と諦めから出発しているような愛を感じる。
強者にも、弱者にも、本当の愛はとても難しいのだが。
今このやりきれない世界の有様に、ボブ・マーリーの歌声が慰めを与えてくれたならと願うけれども。



Bob Marley - Could you be loved



Bob Marley - One Love