rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

強力グラビティー、新しいこたつ布団

2016-03-05 23:47:10 | 日記
昨日、新しいこたつ布団が届いた。
そこで、休みの今日は、部屋に掃除機を丁寧にかけ、今まで献身的に我々に仕えてくれたこたつ布団にも労をねぎらいながら埃を吸い取った。
「こんなに満身創痍になるまで役目を果たしてくれて、今までご苦労様でした。ありがとう。」
気の毒なほどヨレヨレクタクタのこたつ布団を外す。
歴代のこたつ布団は、これほどくたびれないで交代していたから、今も倉庫でバイクなどの被いといして我が家に居続けているけれど、このこたつ布団は表の生地が至るところ裂けて中綿が露出し、とても更なる使命を果たせそうにもない。
ご苦労様と言いながら、ゴミ袋へと押し込んだ。

そして、新しいこたつ布団の登場。
今日から数年間、我が家の居間が彼?の持ち場だ。
さっそく今日の午後、その力を遺憾なく発揮した。
主要な用事を終えた午後3時過ぎ、家人と私、小さい人は、こたつに刺さってごろりと横たわり、皆動かなくなった。
時々ふうっと意識が戻っても、また深い眠りの中に沈んでしまう。
なんて強い力が、私たちに働いているのだろう。
どうにかこうにか私が離脱できたのは、夕飯の支度をしなくてはならない限界の5時半ごろ。
その後、中くらいの人もこの力の影響を受けた。
入浴後、ごろりとこたつに横たわってすぐさま、2時間以上も囚われていた。

こたつ布団の張りのある綿の肌触り、適度なクッション性が、抗いえない力を私たちに向けるのだ。
もうそこは、とてつもない重力の異空間。
いまこうして文字を打っている間にも、私を屈服させようとする。

そういえば、今日役目を終えたあのこたつ布団も、なかなかの力の持ち主だった。
いや、勝るとも劣らなかったかもしれない。

我が家のこたつ布団は、通年使用。
だから布地は綿でなくてはならない。
今年の秋、洗い換えのこたつ布団をまた買おう。
家族に愛される必要不可欠なものだから。