rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

さよならミモザ

2016-03-19 23:15:02 | 植物たち
小さい人の記念樹ミモザが、移植後花を咲かすことなく枯れてしまった。
露地に下ろした当時は、すこぶる元気に葉を茂らせ、花芽の準備も万端だった。
ところが気がついたときには、他所のミモザは黄色のまぶしい花を見事に咲かせているときに、我が家のミモザは茶色くくすぶっている。
近寄って細い枝先を曲げてみると、ポキンとあっけなく折れてしまった。
と同時に、私の心もくしゃっと拉げた。
大事な小さい人の記念樹、この辛い事実を家人と小さい人に告げると、皆一様に暗い表情になった。
寒さに耐え切れなかったのか、それとも芯に虫でも入ってしまったのだろうか。
変えることのできない現実を受け入れて、前向きに新たな記念樹を植えることにしよう。
それはニセアカシア。
白く芳香性の花を咲かせ、20mくらいの巨木になる。
この花からできる蜂蜜は、とても美味しい。
このあたりに自生するニホンミツバチも喜ぶはずだ。
真正アカシアのミモザから、ニセアカシアまたはハリエンジュ。
でも、強い繁殖性から要注意外来性物の一面もあるので、園芸用に品種改良された物にしようか。
けれど、やはりあのポンポンのようなかわいらしい黄色の花を咲かせるミモザに未練が残る。
まだ心から「さよならミモザ」と言える状態にはないのだな。