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19世紀ドイツの画家マックス・クリンガーは、小憎らしいほどに巧い。
版画に油彩、彫刻と、器用に何でもこなしていく。
シュルレアリスムの先駆者といわれている幻想的な作風だが、特に版画はフランシスコ・ゴヤの”ロス・カプリチョス”の影響が色濃く現れているようだ。
彼は、より時代に即したアレンジを施し、軽くグラフィカルに絵作りをする。
それはイラスト的でもあり、いわゆる正統絵画、保守的志向の愛好者にとっては物足りないかもしれないけれど、重々しいばかりが絵画ではないから、これもまた良いのだ。
よく見ば見るほど、絵の世界に入れるでしょう?
このささやかな二次元の中に、しっかりとした世界が出来上がっている。
ふと今日の私に降りてきたマックス・クリンガーの名前から、この回が生まれた。
だから、思いもかけずに嵌ってしまう彼の絵は、私の心に幻想の魔法をかけたのだった。
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