アートはキメラ 2018-05-27 23:20:47 | アート 聖女ウルスラの受難 15世紀のドイツに活躍した、国際ゴシック様式の画家フランケ。 緻密かつ装飾的に描かれた宗教画のこの二枚、殉教し聖女になった物語を表すけれど、精神性よりも目の快楽が先に来るもので、本来宗教的に適っていない要素が多い。 しかし、それゆえに美術の価値があるコレクションとして、長い時間を生き抜けた。 妙な話だが、芸術とは、神聖で神々しくもあり、人の欲望を煽りそれを吸収して在り続ける、両義的な代物だ。 まさしく、アートはキメラといえようか。 聖女バルバラの追跡