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焚き火とカラスの喧嘩

2012-11-19 11:50:04 | 生き物たち
今日は、昨日と打って変わっての雨交じりの曇天。
昨日の晴れたけれども北風が強く吹き、杉や桜、楢にケヤキの落ち葉があたりに散らばっていた。
家族3人で、2時間ばかり落ち葉掃きをして、焚き火で燃やした。
もくもくと出てくる煙に咽ながら、何箇所にも焚き火の山を作る。
その頭上では、カラスたちが追いかけまわしては取っ組み合いの喧嘩を繰り広げている。
庭掃除以前から騒いでいたので、焚き火で出る煙に怒っているわけではないようだ。
最近カラスは怒りっぽい。
毎日のように喧嘩をしている。
もしかすると、喧嘩のように見えても、カラスなりのコミュニケーションのひとつなのかもしれないが、ずいぶんと荒っぽい。
集団で社会生活を営むカラスたちは、多くの言葉を操るみたいだし、それぞれに役割が決まっているみたいで、見ていると結構面白い。
もっとも、あちらもこちらを見ているらしく、人間の落ち葉をせっせと掃き集め燃やしている姿は、巣をきれいに良くしようとする行動と映っているのだろうな・・・などと想像している。
人間は、幾重にも重なりあったコミュニティーで生きる社会性動物だから、言葉や行動から単純明快さが失われているけれど、それにしても信の置けないことが多すぎはしまいか。
最近、あまりにカオス度が過ぎている。
そして、そのカオスを覗き込むと、希望の小さな光はかき消され、深い絶望しか残らないのだ。
宇宙から見ると地上の、我が家で起こしている焚き火の灯は見えないくらいの光しか放ってはいないけれど、光は確かに存在している。
なんとか、人の心に宿っている善と希望の光を消さない世界にならないものかと、焚き火の番をしながら切なく祈ったのであった。


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