お分かりいただけただろうか?
画面右下よりにいる、長く巨大なそれを!
今日の昼前、窓を開けて外の爽やかな空気が流れ込むテーブルで、私は勉学に励んでいた。
頻繁にバサバサと羽ばたく音をさせながら、親すずめは雛に餌を運び、雛は早くおくれとせわしなく甘えたように囀る音が途切れない。
ふと気がつくと、静寂になっている。
そして、親すずめのけたたましく鳴く警戒音がしだした。
もしかすると、例のあの主がやってきたのではないか?
丁度そこへ家人がやってきたので、確認してもらうことにした。
「あたりだよ!」
垂木に鈍く光る緑色の長いものが巻きついている。
どうやら昨年家人の部屋のある家屋の屋根で見事な抜け殻を披露した、我が家の主チロがやってきて、雛をぺろりと飲み込んだようだ。
親すずめは諦めきれずに、少しはなれたところから様子を伺っているけれど、どうにもできない。
チロの姿を見たのは、今日が今年の初め。
チロがどこからか、すずめの様子を伺っていたのだろう。
何がかわいそうかは、感情を移入するほうで左右される。
この場合、自分はニュートラルだ。
なるようになる、それしかならないし、できないことが、実に多いのだ。
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