湿度が高く、息苦しいような蒸し暑い日。
雷鳴だけ聞こえても、近くを通過するだけの積乱雲。
程遠くないところでは、雨が降っているのだ。
それでも、盆入りのころからスコールのような雨が時々降り、植物たちはどうにか生き長らえることができた。
ふと東の空を窓越しで見ると、虹がかかっている。
すぐさまスマホを持って外へ駆け出す。
青空が広がりつつある中、虹がぐっとそそり立つ。
暑さで息も絶え絶えではあるけれど、割り込んでいた体力気力がややプラスに転じてきたことが、このささやかな行動につながっている。
余裕がなければ、身近にある素晴らしさに気がつけないし、それを受け取り行動に移せない。
自分に余裕があるかの目安として、「写真を撮る」「音楽を聴く」「LINEを送る」「ブログを書く」「夜空を眺める」などいくつかある。
余裕とは、感性が働くことともいえる。
まずは、体調を整えること。
バランスのよい食事、リセットに必要なだけの睡眠、適度な運動(あえて運動と思わず、同じ姿勢を続けないで、歩いたり体をねじったりするだけでもいい)を心がける。
絶対やらなければいけないというのは、かえってストレスとなり、できないときの罪悪感を増すのでよろしくない。
そして、少しでも自分を大切にできたなら、自分をほめる。
また、ちょっとでも楽しい、美しい、嬉しいと思われることをして、そう感じられたら素直に喜ぼう。
いま、どうにかその状態になれた自分がいる。
磐石なものとはいえないけれど、流れ星や虹を見られたことは、その脆さを補強してくれる幸運と捉えよう。
さあて、お盆休みも開けて、明日から仕事が始まる。
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