rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

井田端に4匹のカエル

2013-10-12 22:23:04 | 空・雲・星・太陽たち
今日も季節外れの真夏日で、ちょっと動きと汗が滴り落ちてきた。
朝の9時には気温が29度を超えてきて、布団を干せば焼けるよう。
セミも当たり前のように鳴きだして、雲ひとつない青空に今が8月といってもおかしくない様子だ。
夕方、南よりの風が強く吹き、雲が空に浮かび始めたけれど、天気の崩れはなさそうに思えた。
やがて風は北風になり、夜に向けて気温が下がるだろうと期待を寄せた。
19時ぐらいに、雷鳴が聞こえたと小さい人が言い出し、外に出てみると半月のすぐ下に張り出した雲が、時折発光するのが見える。
井戸で洗い物を始めると、カエルがバケツの縁に座っている。
水道の蛇口近くにもう1匹、流し台縁に2匹とカエルだらけではないか。
おやおや、水を飲みにきたのかしらと思って見ていた。
家の中に戻ってまもなく、雨の音がしてきた。
やにわにガラスをたたきつけだした雨に、先ほどのカエルたちはこの雨を待っていたのかと合点する。
カエルたちはそのセンサーで、雷雨になることを察知していたのだ。
雨は、30分ほど降って去っていった。
また空には半月が、何事も起こらなかったかのように煌々と光を放っている。
暑さと風で乾ききった大地に、潤いが戻ったひと時であった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿