Q:体外受精は、たった1回だけで見事に成功するという
簡単なものではないと聞きました。
お金もかかるのに、それはなぜですか?
A:まず、治療の流れからお話させて頂きますね。
普通に授かる方は、まず不妊治療専門施設には来られません。
なかなか授からないという方が、まず足を運ばれます。
卵巣・子宮の状態や卵巣年齢などを考慮し、
タイミング療法からスタートされる方は、
まずタイミング療法からトライして参ります。
そこでご懐妊される方々は、そこで終了となります。
タイミング療法でなかなか授からないという方々は、
次に、人工授精へ進まれます。
人工授精でご懐妊される方々は、そこで終了となります。
(人工授精は、一般不妊治療の範疇であり、高度生殖医療ではありません)
人工授精でもなかなか授からない方々が、
体外受精・顕微授精へ進まれる事となります。
ご夫婦の状況や奥様の実年齢やら卵巣年齢で、
順番通りに進まずに、すぐにステップアップされる方々もいらっしゃいます。
体外受精の成功率は、ほぼ30%といわれていますが、
奥様の卵巣年齢によって、成功確率は大きく変わります。
卵巣年齢が高くなればなる程確率は下がり、
卵巣年齢が若ければ若いほど確率は上がります。
体外受精・顕微授精は最後の砦なのだとお考えにならずに、
妊娠可能な卵巣であるうちに、
ステップアップをお考えになられ、
「子宝」という結果を手にされる事をお勧め致します。
治療回数んどに関しては、ご夫婦でよく話し合われる事をお勧め致します。
ーby統括コーディネーター 兼 不妊カウンセラー 兼 事務長ー
とくおかレディースクリニック