Q:ART(体外受精・顕微授精などの高度生殖医療)で妊娠するかしないかの因子は何ですか?
ARTで妊娠するかしないかの指標はありますか?
A:まず前半のQへですが、
卵巣刺激方法の違い、
卵子や受精卵(=胚)の操作を行うラボ(クリーンルーム)の状態、
ラボの技術、
胚移植の技術、など多様な因子があります。
が、標準以上のラボ施設を持つ医療であれば、平均は殆ど変わりません。
不妊カップルの背景、特に女性側の卵巣年齢や男性の精液所見が最も大きな因子となります。
次に後半のQへですが、
妊娠するかしないかの指標で最も重要視されているのが、卵巣の予備能となります。
卵巣にどの程度の卵胞が存在しているかという事になります。
AMH値・生理中のFSH値・生理中の卵胞数確認等によって、卵巣の予備能が分かります。
卵巣の予備能を少しでも保つ為には、
ご夫婦共にストレスのない生活、適度な運動、血流促進、身体に良い睡眠と食事、
前向きな生活などを心掛けてお過ごしになられて下さい。
また、血流促進などに効く漢方薬などもうまく組み入れられると良いと存じます。
追伸ー1月に発売された「赤ちゃんが欲しい 2011 Winter」に当院の院長の記事が掲載されております。
このページでは”冷え性について”語らせて頂いておりますが、冷え性改善グッズなども掲載されて
おりますので、ご興味のおありになる方はご購読なさって下さい。
院内待合室にも置いてありますので、お待ちの時にお読みになられて下さい。
ーby統括コーディネーター 兼 不妊カウンセラー 兼 事務長ー
とくおかレディースクリニック