とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

昨晩の「さいかち学級」から思い出した事・・・

2011年01月25日 | 教育
昨晩は、
ふと目にした番組のお話を書かせて頂きました。
子供と先生のお話です・・・。

子供・・・それに準じてふと思い出しました。
夫の転勤話(その当時の夫は2~4年毎に転勤がありました)が出てから、
自分がお世話になった会社に迷惑がかからないように考慮した上で、
会社側との穏便な相談の末に、退職の時期を決めて、
それから暫くしてから、長年勤めていた航空会社を退職しました。
なのに、、なのに、、、
夫の転勤先は、結局のところ、
私の通勤先であった羽田空港により近い場所になった(仙台が有力だったはずなのに)・・・
という皮肉な結果となりました。
働く事が大好きな私は、
あれこれ考えた末に、子供英語教室を開く事としました。

最初の教室は世田谷の下馬教室で、下は幼稚園年少組さんから上は中学生まで教える事とし、
授業時間以外にも、生活の中の結構な時間を、子供達が喜ぶ教材作りにあてました。
世田谷教室が順調にいったので、その後に川崎にもひとつお教室を持ちました。

いろいろなお子様方、いろいろなお母様方と触れ合える貴重な毎日でした。

悪気はないけど、とことんお友達を苛め抜く子もいれば、、、
ひたすら優しくて、一歩間違えば、常に苛めの対象になってしまうついてない子もいました、、、。

川崎教室の新小学一年生クラスで、
「俺は俺様なんだぞ!!」という乱暴で気が強く意地悪な男の子=D君がいまして、
その子のターゲットが、気が弱く大人しい男の子=S君でした。
毎週、気が弱く大人しい男の子=S君が泣かされて辛い思いをさせられていました。
ひとつの救いは、
陰で行う陰湿な苛めではなく、誰がいてもいつでもどこでもやってしまう「やんちゃ」な苛め。
D君に対しては「男の子なんだから、やられてもやり返してこない優しい子に手を出すな!!足を出すな!!」
S君に対しては「男の子なんだから、やられて泣くな!!悔しかったら言い返せ!やり返せ!!負けるな!!」
と、相反した事を言い続け、相手を思い遣り(D君にとっては相手を受け入れ)仲良くなる為の話(説教?)をしました。
そのうちにD君も考え、S君も受け入れ、お互いにとって良い方向になり、最後には仲良しさんになれました。

子供は言われた事を、まるでスポンジが水を吸収するように受け入れてくれます。
大人は、自分に都合の良い事だけを受け入れようとします・・・、
そこだけは、子供時代に戻り、より良い自分を形成していけたら素敵ですね!!

英語教室で教えていた当時の子供達も、皆、立派な社会人となりました。
有難い事にずっと音信ありで今日に至ります。
意地悪していたD君は、小学校の先生になって、弱く可愛い子供達の教育にあたっています。
優しく弱かったS君は、海洋大学に進学して、卒業後は「海の男」で活躍しています。

自分の一回しかない人生をどのようにしていくのが良いのか?を自分自身で気付いて、
その気付きを大切にして進んでいけるようにしたいものです。

それにしても、
子供って、とてもピュアです。
それに比べると、
大人って、自分の価値感に拘り過ぎている・・・
あまりにも拘り過ぎてしまって、成功に進むどころか、失敗に向かっていってしまうのでは困ります。
自分自身も気を付けていかなくてはいけないと思います。

キーワードは、「素直さ」・・・なのかもしれません。

ーby事務長ー
とくおかレディースクリニック

コメント
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