

私達は、日々の診察の中で、奥様のつらいお気持ちをお聞きすることがあります。
その中で、
「勉強会」ご参加や、
治療に関する本(「やっぱりこれで安心!わかりやすい不妊治療の本」など)をお勧めした後、
ご主人様が協力的になってくれたというお話をお聞きします。
治療に無関心だったご主人様から、こんなお話を頂いたこともあります。
「実は妻がどんなことをしているか知らなかった。
レディースクリニックに付き添う事にに抵抗があった。
自分の検査(精液検査)はしたくなかった。」
この方は、奥さまに引きずられるように勉強会にご参加されたそうです。
そこで、自分以外にも男性が沢山参加されていた事に驚かれたという事です。
初めて知ることも多く、全てが理解出来たわけではないが、
その中で、奥様に申し訳ないと思ったそうです。
「生理が順調だから大丈夫」「お互い健康だから大丈夫」と思っていたが、
男性不妊がある事、年齢により卵子の数・質が落ちていく現実の厳しさ、
妊娠率が年齢により低下する事を数字で知り、
奥様の焦る気持ちを初めて理解したと仰っていました。
その後、
治療に協力的になり奥様も気持ちにゆとりが生まれ、無事に妊娠されました。
お話して下さった時のご主人様のお顔も奥様のお顔も、
すっきりされていたことは今でも忘れません。
この話は1組だけではなく、似た話は多くございます。
まずは妊娠について、不妊治療について知って頂くことが大切だと思います。
もちろん、診察に一緒に来られる協力的な方、
本やインターネットを通して勉強されている方もいらっしゃいます。
お二人で考え悩まれている方もいらっしゃいます。
そんなカップルにも、
今後の方針を考えて頂く為に「勉強会」をお勧めします。
7月1日から、8月開催の「勉強会」の予約が出来ます。
人数制限もありますので、お早めに仰って下さい。
ご予約は、お電話または直接受付にておとり下さい。
また何かご不明な点があれば、いつでもスタッフにお声掛け下さい。



