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皆様こんにちは。
今回のラボ便りは、
「胚を育てる培養液」についてお話致します。
胚(=受精卵)は、培養液の中で培養されます。
培養液の中には、胚が成長するために必要な様々な栄養素が含まれています。
“受精後3日目まで”と“受精後3日~5日目”では、
胚が必要とする栄養が異なります。
そのため、胚の成長時期に合わせて、2種類の培養液を使い分けます。
前半の成長段階の胚は、「ピルビン酸と乳酸」という成分を主なエネルギー源としています。
後半では、「グルコース」を主なエネルギー源としています。
これらの培養液は、女性の体内の環境をもとに作られています。
前半は、卵管内の環境を、
後半は、子宮内の環境を、もとにしています。
自然では、排卵した卵子は卵管の奥の方で受精し、
成長を繰り返しながら卵管内を移動、
卵管から子宮内に移動した後も成長をし、
やがて子宮に着床します。
これらを、培養液は再現しているのです。
胚は転がるような目に見える動きこそありませんが、
代謝(培養液中の栄養素を吸収し利用)や、呼吸(培養液中の酸素を利用)をしており、
生命活動を行っています。
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追伸ー本日の都立大学駅の様子です。
クリニックから見た目黒通り側の雪景色となります。
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