とくおかレディースクリニック~ブログ~

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TBS金曜ドラマ「私を離さないで」の最終回

2016年03月20日 | 映画・ドラマ


「わたしを離さないで」
ついに最終回を迎えました。

救いがないお話なので、、、
途中から、
観るのをやめようと、何度も思ったドラマでした。

ですが、
全編通して観続ける事が出来て良かったと思います。

感動するとか、
共感出来るとか、
そういう類のドラマではありません。

「問題提起ドラマ」として観るべきドラマです。

私なりの結論は、
このドラマ(カズオ・イシグロさんの長編小説)が訴えたい事は、
「どんなに科学が発展しようとも、
人間のクローンは絶対に作ってはいけない」
という事だと思います。

彼らの悲しみや辛さや悔しさは、
「人間のクローンとして創り出されてしまった悲哀そのもの」なのだと思います。

人間と同じように感情も痛みも恐怖も持ち合わせている「人間のクローン」が、
人間と同じように生活出来るのであれば、そのテーマに至りませんが、
人間を救うために創り出される「人間のクローン」はあってはいけないという事です。

主演の綾瀬はるかさんや三浦春馬くんの演技が素晴らしく、
最終回は泣けて泣けて仕方ありませんでした。
特に、三浦春馬くんの演技には感動です。

美和(水川あさみさん)のお世話をし、美和を見送り、
友彦(三浦春馬くん)のお世話をし、友彦を見送り、
おそらく残された恭子(綾瀬はるかさん)にもやってくるであろう提供(=臓器提供)。
それを待つよりも、自ら命を絶って、友=友彦(とも)や美和の世界に行こうとする恭子。
冷たい海に進んで行くところを、友のサッカーボールが流れて来ます。
「命は自分で絶つものではない。残された命を精一杯生きて欲しい。」
という友の声が聞こえてきそうでした。
友の魂が、サッカーボールを通して訴えてきたように感じます。

ドライに終わる原作と比べて、
肉体が滅びても魂は生き続けるという日本らしい終わり方だなぁと感動し、
泣けて泣けて仕方ありませんでした。

この子達の”現世”は辛いものでしたが、
必ず”来世”が幸せになりますよう!願ってやみません。


余談でございますが、
主人は、
なぜか、
このドラマタイトルを”ずっとそばにいて”と変換して覚えてしまいました。
「あれ、今日は”ずっとそばにいて”の放映日だったよね!?」などと申します。

「わたしを離さないで」には悲壮感を感じますが、
”ずっとそばにいて”は、何だか甘っちょろいイメージがありまして、
やっぱりちょっと違う、、、いや全然違うから!と思います。

美和が叫んだ「私を離さないで」、、、
そして、恭子が友に伝えた「私を離さないで」、、、
の台詞が、悲しく耳に残っております、、、。


TBS金曜ドラマ「わたしを離さないで」1月31日記
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TBS金曜ドラマ「わたしを離さないで」について
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ーby事務長ー



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