昨日、
外出する用事がありました。
松葉杖の身ですので、
一般女性トイレの長蛇の列に並ぶ事が厳しく、
(長時間立っていると、骨折部位に痛みが増してしまうので)
多目的トイレの列に並ぶ事と致しました。
既に、
多目的トイレの前には、杖をついた女性が4名並んでおられました。
勿論、
多目的トイレはひとつでございます。
一般女性トイレの長蛇の列に並んだ方が、
実際には、早くに順番がまわってくるような回転の早さでして、
多目的トイレは、なかなか順番が回ってまいりません。
「なんでこんなに時間がかかるの?」とイライラしてしまう程です。
仕方ないですよね、
時間がかかる方々の列なので、自然の成り行きなのだと思います。
やっと順番がまわって参りました。
さ、入ろうと思いきや、
手動式ドアが重くて、思うように左に開きません(引き戸です)。
足を踏ん張ると、骨折部位に痛みが走るので、そこがネックです。
多目的トイレは、
子供のおむつ替えなどで、過去に何度も使用した事がございます。
ボタンを押せば開閉する自動式ドアも使用した事があれば、
もちろん、
今回のような手動式ドアも使用した事がございます。
その時は、健常者ですから、
何も思わず何も感じず、当たり前のように開閉しておりました。
ドアが重いだなんて、微塵も感じた事がありませんでした。
松葉杖ですと、
左側の松葉杖を手から外して体重をかけて開けるか、
両方の松葉杖を持ったまま身体ごと開けるかになります。
簡単なようで、意外とうまくいきません。
不思議な事に、結構、難しい作業となります。
「おっとっと」と苦戦しておりましたら、
通りかかった40代くらいの男性が、開けて下さいました。
私が多目的トイレに入り込むまで、開けて保持しておいて下さり、
それからきちんと閉めて下さいました。
本当に有難い思いです。
何度もお礼を伝えました。
私も、反対の立場になったら、
困っている方々に、同じ事をして差し上げようと、
心に銘じました。
身体にちょっとした不具合が生じると、
普通の生活が出来なくなります。
そうなると、普段感じない事を感じる事も出来るわけですね。
そこには感謝です。
それから、
お昼に和食屋さんに入ろうとしましたところ、
主人が先に入った際、
店員さんが「何名様ですか?カウンターとテーブルどちらがいいですか?」と、
尋ね始めました。
少し遅れて、
ピョタンピョコタンと両松葉杖の私が現れましたら、
その姿を目にした途端、
「あ、満席になっちゃったからダメです。」と、対応が変わりました。
お昼時で混んでいる時に、
松葉杖の人が入ってきたら手がかかると判断されたのだと思います。
ふっと寂しさを感じましたが、
「世の中、そんなものなのかもしれないな、、、」と思いました。
これからの時代、高齢者がどんどん多くなりますから、
施設も、
多目的トイレは1室しかありませんでは通用しなくなってしまうかもしれませんね。
通常のトイレに手すりをつけたりなど、大変になるかもしれません。
いろいろな事を考えさせられた昨日でございました。
ーby事務長ー
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