

皆様こんにちは!
春一番が吹いて、
暖かい日も増えてきましたね。
春の訪れが楽しみです。
今回は、
筋肉注射後のしこりについてご説明致します。
不妊治療では、
卵を育てたり、排卵誘発、黄体ホルモン補充などのために、
筋肉注射をします。
注射部分が腫れて、
しこりになってしまったご経験がある方も多いのではないでしょうか。
しこりは、
薬剤がその部分に溜まったまま吸収されずにある、
と思われている方もいらっしゃるかも知れませんね。
たまに、
「しこりになってしまったので、お薬が効いてないかもしれません」と、
ご相談を頂くこともあります。
しこりができることと、薬剤の吸収は関係ありません。
筋肉には豊富に毛細血管があり、
そこから薬剤は吸収されていくので、
溜まったままになるということは決してありません。
では、なぜしこりができるのでしょうか?
しこりは、医学的には硬結(こうけつ)といいます。
硬結は、
本来柔らかい組織が炎症や鬱血、充血などを起こし硬くなることを言います。
痛みや赤み、痒みなどを伴うこともあります。
硬結は、
薬剤が毛細血管から吸収されていくまでの間に、
筋肉が炎症などの反応を起こすことでできます。
注射を、
繰り返し同じ部分に打っていると硬結しやすくなります。
しこり(硬結)ができた=薬が効いていない、
ということではありませんので、ご安心下さいね。
しこりを予防するためには、よく揉むことです。
注射後5分~10分は揉んで下さい。
注射の種類によっては、揉まない方がいいものもありますが、
当院で使用している筋肉注射に関しては、
よく揉んだ方がしこりが残りにくいです。
揉むことで、薬剤の吸収が促進されるためです。
また、注射部位を暖めることで硬結予防になるという報告もあります。
ホットパックなどをして暖めることで、
毛細血管が拡張し薬剤の吸収に効果があるようです。
注射に関してなど、
何かご質問がありましたら、いつでもご相談下さいね。


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