

皆様、こんにちは。
今回のラボ便りでは、当院で行なっている取り間違い対策についてお話します。
培養室では精子と卵子を扱っておりますが、
どちらも見た目で名前が判別できるような特徴はありませんし、名前を書くこともできません。
そのため、徹底した取り間違い対策が必要不可欠です。
当院で行なっている対策は以下の通りです。
①1作業場にお1人の精子や卵子
まず、作業を行う時には、1つの作業場に必ずお1人の精子や卵子を扱うようにしております。
作業場(クリーンベンチ)に複数の方の精子や卵子が混在するということはありません。
②名前のダブルチェック
作業開始時はもちろんのこと、精子や卵子を別の容器に移し替える時には、必ずスタッフ2人で名前のダブルチェックをしております。
容器に記入してある名前を、声に出して読み上げ、一致していることを確実に確認します。
③名前の記入方法
精子や卵子を入れる容器には、必ず患者さんのお名前フルネームをカタカナで記入します。
この時、患者さんごとに色を変えて名前の記入を行います。色を変えることで、一目見てすぐ別の患者さんのものだと認識することができます。
また、精液が入った容器には、お預かり前に必ず患者さんご本人に日付・ID・名前を記入していただきます。
このように、皆様からお預かりした大切な卵子や精子を扱う際には、複数人体制で念入りに確認作業を行い、
決して取り間違いを起こすことのないよう確実に業務に取り組んでおります。
何か不安な点やご不明な点がございましたら、お気軽にスタッフまでお声がけ下さい。