努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る・・・

今朝、氏神様にお参りしてから出勤しました。
神社に置いてあります「生命の言葉（５月）」に、
『努力する人は希望を語り
　怠ける人は不満を語る』という井上靖さんのお言葉がございました。
「不満や愚痴は外にもらさず
　心の内にとどめ置き
　感謝や希望は内にとどめず
　声に出して広めましょう」という説明付きです。
まさに、私の心にピンポーン状態でした。

自己防衛の為に、周りのせいにしたり、愚痴を言ったり、人の悪口を言う人がいますが、
それはまさに「負」の生産活動であり、聞かされた側も当然「負」の仲間になってしまいます。
「負」の生産活動をする前に、一度、自己能力や自己努力が足りているのか？いないのか？
そちらを冷静に見極めてみる事が大切です。

「人生とは魂レベルを上げるための修行の場」
京セラの創業者・稲盛和夫氏のお言葉です。
社会人も修行の場にいるのだと思います。

学生は、勉強したければ勉強するし遊びたければ遊びます。
勉強が足りていなくても、遊びを優先していても、誰も文句は言ってきません。
親が学費を支払ってくれて学校に通っている、いわゆるお客様状態の身分だからです。

社会人になったら、親から独立して、生計をたてて、自分の力で生きていかなくてはなりません。
ルールは守っていかないといけませんし、周りの人達に迷惑をかける言動もいけませんね。
社会人は労働という生産活動を通じて社会に貢献しなくてはいけませんし、
その対価としてお給料をいただいて、独立して力強く生きていけるのだと思います。

楽しく働く為には、自分自身のスキルアップは必須です。
だらだら過ごし、言われた事だけやっている、、、それではスキルアップ出来ません。
どうせ働くのなら、一生懸命に楽しく働きたいものです。
自分の中に「負」がありますと、楽しく働く事が出来ません。

仕事が楽しくない人は、どんな仕事でも中途半端に仕事をしています。
その結果、成果は出ない、評価されないといった厳しい現実が出てきます。
仕事に夢中になって取り組んでいれば、失敗したとしても失敗から学んでいけます。
経験を積んで、「もっと正確に」「もっと効率的に」とスキルが磨かれていきます。
目の前にある仕事に一生懸命に取り組んで参りましょう。

仕事を楽しくする為には、成果が出るまでやり続ける事です。
途中で仕事を投げ出してしまうとリスタートとなり、
結果、リスタートを繰り返す度にどんどん遅れをとる社会人となります。

そして、社会人にとって大切なものに人間関係があります。
良い人間関係は、仕事を長続きさせる為には最も大切な要素となります。
その為に必要なのは、マナー・礼節・挨拶・返事を含むコミュニケーション力です。
若い方にプラスしてお伝えしたいのは、「愛嬌」も必須であるという事です。
先輩から教えてもらいやすくなったり、先輩が助けてくれるという好印象に繋がります。

最後になりますが、自身の目標を持つ事が大切です。
仕事を楽しいと感じられる人は、必ず明確な目標を持っています。
目標を達成する為に、余裕をもって仕事を進めようとなりますし、
自分以外の人の仕事にも目を向けられる人になります。
若い内に頑張り力を付けておくと、後が楽になります。
若い皆様、頑張って参りましょう！！