とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

11月のラボ便り その1

2022年11月06日 | ラボ便り
11月のラボ便り

皆様、こんにちは。

10月のラボ便りに引きづづき、受精卵(胚盤胞)のグレードについてお話致します。

胚盤胞の評価は、主に“Gardner分類”を用いて行います。
Gardner分類では、
・胚盤胞内の空洞(胚盤胞腔)の発育段階
・将来赤ちゃんになる細胞(内細胞塊)
・将来胎盤になる部分の細胞(栄養外胚葉)
の状態を評価します。

“4AB”のように、数字とアルファベット2つで表します。
数字は胚の成長具合を指します。
1から6で表し、数字が大きくなる程成長が進んでいます。
左のアルファベットは将来赤ちゃんになる部分の細胞(内細胞塊)の状態、
右のアルファベットは将来胎盤になる部分の細胞(栄養外胚葉)の状態を指します。
A、B、Cの3段階で表し、Aの方が細胞が多く良い常態です。

「その2」に続きます。
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