新しい作品が入ってきました。
まだきちんとした撮影ができていませんし、
タイトルなど調べなくてはいけないことも多くありますが
とりあえずのご紹介をと思いました。
そうです、清宮質文のガラス絵です。
その作品をみると、清宮はやはり画家というより詩人といえるようにも感じられますが、
いかにも弱々しいようでありながら、言葉でなく、こうして線や色彩で、ズブズブの現実の世界から一挙に
「私の身」を引き剥がしてくれる。
清宮の力はなかなか強いもののように思います。
さて、引き離された後に誘われる世界は?と考えると、、、
やはり私を強く支えてくれるようなものは何も無いようなのですが
それでも唯一、このコップらしき器の、地面?テーブル?との接地面に描かれた細くけれど鋭く、強い線に
何かを見出せるように感じます。
清宮への信頼はここに有る!と思えるのですね。
全てを引き受けて、少しの時間、私に温かく寄り添ってくれる作品こそ、本当の芸術作品だとこの頃強く感じます。
※ガラス絵 11×16㎝ 〜□
最近、自身のものの見方に関して、以前と変わっていないところと、少しずつ変わってきたところが、若干クリアになってきたような気がします。
加齢と共に、美術品に限らずものの見方に変化は表れますね。
ただ、「クリア」になってくる時は、どちらかというと外的要因、環境の変化や社会情勢による影響が強いのかな?
とこの頃思います。
やはりコロナのこと、戦争のことは大きな出来事で、色々考えさせられました。
加えて佐橋の病気のことは大きな気づきの機会となりました。
Kさん、どうぞ、展覧会、あるいはいつでもまたお遊びにいらしてくださいね。
またお話しできますのを楽しみにしております。