昨日は一人、上野の東京国立博物館へ伺いました。
楽しみにしていた平成館の特別展「茶の湯」、そして常設展示を鑑賞するためです。
まず、博物館の平成館に向かう途中、空から私の頭に何か降ってきました。
頭の上に広がるのは<ケヤキ>と書かれたプレートのついた大きな木。
ケヤキってこんな葉か?と思いながら
大事に拾ってリュックのなかに。何だかお出迎え頂いたようで嬉しかったのです。
GW初日の博物館は凄い混雑で、入り口に入ってすぐに「あとで来ます!と言って
先に本館や、東京芸大の美術館に行ってから夕方こちらを見ようかな?」と
真剣に考えましたが、また係員さんに怒られそうなので。。あきらめて
得意の飛ばし見を敢行いたしました。
それでも入り口ほどの混雑はそれほどなく、牧谿の観音猿鶴図など
これ!と狙った作品はゆっくり見ることが出来ました。
曜変天目は5月7日までの展示なので、人でいっぱいでしたが、何とか覗き見・・
やっぱり綺麗でした。
またなんといっても今回の私の収穫は、茶入れの最高峰を幾つも見ることが出来たこと、
そして今まであまり良いと思えなかった井戸茶碗に大変魅力を感じることが出来たことです。
先日の京都、一昨日の名古屋のお道具の市の下見をさせてもらったことが
よかったのかもしれません。何百という器をみているうちに少しづつ感じる力が
つくように思えました。
国宝 大井戸茶碗は ゆったりと大きなものに抱きかかえてもらっているような
心地よさ。
そのあとは本館の常設展示へ。さすが国立博物館、古染め付けも仏像も、絵画も
色々楽しみました。
3~4時間、ゆっくり鑑賞して
上野の山から、鴬谷に抜けて・・ここは父とよく歩いた道です・・
よい一日を過ごしました。
皆様はもうすでにお出掛けの方も多くいらっしゃいますね。
博物館は春はお庭も散策できます。
茶の湯 展 6月4日まで 東京国立博物館 平成館
追記
空から降ってきてくれたのは、ユリノキの花の一部でした。
よく蜜をすうため鳥が花を下に落とすそうです。
「あっ、空から花が落ちてきた~とみなさんが喜ぶ」
と調べたサイトにも書いてありました
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