社員をブレイクさせたいなら任せることです！

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「意識」が変われば「行動」が変わります。

「行動」が変われば「結果」が変わります。

これがコンピテンシーの威力です。


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【贈る言葉】

日本人は農耕民族だから儒教のＤＮＡを持っている。だから信頼されて任されると裏切れない。

　　　　　　　　　～山田昭男～

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【本文】

■社員をブレイクさせたいなら任せることです！■

新人に対して一年間は仕事をさせないことを信条としている中小企業がある。

来る日も、来る日も先輩の仕事振りをみていろと言うのだ。

大概嫌気が差して辞めて行くと思うのだが、辞めて行くならそれだけの人間だからと割り切っているようだ。

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安川電機のロボット事業部では新人に一定の教育をしたらテーマを与えてロボットを設計・製作させてみる。

上司は昼も夜も面倒を見ろと上（部門長）から言われているようだ。

一年も経つと飛躍的に成長するから不思議だ。

社員を早くブレイクさせたいなら信じて任せるに限る。

だが放任ではダメだ。

アドバイスを求めに来たら親身になって面倒を見てあげる上司の存在が不可欠だ。


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才能が開花しない人は精神面が弱いのでは！

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【贈る言葉】

才能はすばらしいが、断固としてやり遂げる精神に欠けているのではないか。

　　　　　　　　　～石原　謙～

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【本文】

■才能が開花しない人は精神面が弱いのでは！■

毎年繰り返されるのだが、プロ野球では戦力外通告を受けて球界を去っていく選手が全体で１００人前後もいる。

そして新しい選手がほぼ同じ数だけ入団してくる。

各球団が入団発表会を開催する。

全員がエースやクリーンアップを打てる打者を目指すと決意を述べる。

スカウトの目は節穴ではあるまい。

だから、みんなすばらしい才能の持ち主なはずだ。

才能が開花せず球界を去る選手は何が足りなかったのだろうか。

監督やコーチにも責任があるだろうが、選手個人が断固としてやり遂げると言う精神が欠けていたのではないだろうか。

会社にも毎年新入社員が入ってくるが、篩（ふるい）に掛けられただけあって才能はすばらしいはずだ。

ビジネスマンとして泣かず飛ばずで終わる人は、やはり精神面がもろいのである。


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チーム営業で業績を向上させた住宅メーカー！

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【贈る言葉】

スーパーマンのような営業マンは要らない。全員でやっていくほうがいいと思った。だから歩合給はやめることにした。

　　　　　　　　　～上田裕康～

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【本文】

■チーム営業で業績を向上させた住宅メーカー！■

営業の世界では「歩合給」と言う話をよく聞くことがある。

固定給部分を低く抑え、歩合給の部分を高く設定する。

毎月営業マン個人の売上成績に応じて給料が決まる仕組みだ。

歩合給だと営業マンはみんな一匹狼となり、他の営業マンとの仲間意識はない。

自分のお客以外からの電話にはそっけない応対をする例もある。

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びわこホームの上田会長は、歩合給制度の欠陥に気付いてチーム営業に切り替えた。

社員全員が営業マンと言う考えで、当然給与体系も大幅に見直した。

お客様は個人のお客様ではなく、会社のお客様と言う考えが浸透し、ＣＳの向上に同期して会社の業績も大幅に向上した。

先輩と後輩がチームを組んで顧客先を訪問し、後輩は先輩の一挙手一投足を見ながらビジネスマナーも身に付けていき、早く一人前に育っていくのである。


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作業と仕事の違いを認識する！

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【贈る言葉】

言われたことをそのまま実行に移すだけではダメ。言われたことをやるのは仕事ではなく作業です。言われたことにプラスアルファーがあってこそ仕事と言えるのです。

　　　　　　　　　～小嶋　勇～

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【本文】

■作業と仕事の違いを認識する！■

製造現場で毎日同じ組み立てをやっている人は何を考えながらやっているのだろうか。

オフィスで毎日伝票の整理と入力をやっている人は何を考えながらやっているのだろうか。

指示されたことを指示された通りにやる、確かにこれも大事なことではある。

しかし、これは「作業」と言う範疇だ。

単純なのに結構ミスをする人がいて管理職が頭を痛めるところだ。

単純作業の繰り返しだと、眠くなるから集中力を失い、ミスも出るのだろう。

「考える」、「判断する」と言った内容も併せてお願いしてはどうだろうか。

考えたり判断するには頭を使わなければならないし、専門知識も蓄えなければならない。

必要に迫られて、教養や人格も磨かなければならない。

豊な教養と人格を身に付ければ、リーダーとしての要件も備わってくる。

「作業」と「仕事」の違いを認識すると目標意識が高まり、やりがいをゲットできる。


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画期的なことをやるならゼロベースから！

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【贈る言葉】

全てをゼロから見直す。するとさまざまなことが見えてくる。

　　　　　　　　　～内山　晋（すすむ）～

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【本文】

■画期的なことをやるならゼロベースから！■

口さえ開けば「歴史認識、歴史認識」と言う。

何度謝罪し、損害賠償を支払ってもほとぼりが冷めれば同じことを繰り返す。

会社でも、これから画期的なことに挑戦しようとしているのに、「前例がない」などと反対する長老がいたりする。

いい意味ではブレーキ役になるのだが、多くの場合足かせになってしまう。

だから老舗企業なのに業績がパッとせず、中には倒産してしまう会社もあるわけだ。

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中小企業でも経営計画を策定して経営している企業は多い。

そろそろ「ゼロベース」で経営計画を立ててはどうか。

過去の歴史は捨て去って、起業したばかりの会社をイメージしたらいい。

全役員を始め、全社員に「ゼロベース宣言」をするのだ。

今まで見えなかったさまざまなことが見えてきて改革が一気に進むに違いない。


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相談してアドバイスをもらったその後が大事！

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【贈る言葉】

問題を外に出す一番の方法は、誰かに話すことです。視点を変えてみるとは、つまり他の人の考えも聞いてみることです。

　　　　　　　　　～伊藤　守～

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【本文】

■相談してアドバイスをもらったその後が大事！■

新聞や雑誌などに人生相談の欄が設けられている。

読者からいろいろな悩みが訴えられて相談が持ちかけられる。

その道に精通した先生が的確と思われるアドバイスを述べている。

そのアドバイスをもらった人の「その後」については一切不明なのが残念だ。

その人にとって、そのアドバイスは有意義だったのだろうかと気に掛かる。

新聞社や雑誌社は、後日人生相談を申し出た人に感想などを求めて掲載すべきではないか。

経営相談会に参加される企業の経営者は多い。

相談にこられた企業様にいろいろアドバイスするのだが、ほとんどの企業からはその後何の連絡もない。

救いなのはそのうちの何社かからコンサルの依頼があることだ。

相談した人は問題を外に出したわけだが、ただ単に問題を出しっぱなしでは問題解決にならないのではないかと思う。


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モチベーションを上げるにはニンジンが先！

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【贈る言葉】

馬はよく走ったらニンジンをやる。これはノルマ主義だ。私はニンジンを先にやるから走ってくれと言う考えでやっている。

　　　　　　　　　～山田昭男～

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【本文】

■モチベーションを上げるにはニンジンが先！■

戦国時代には、家来が手柄を立てたら「褒めて使わす」と言った。

家来は「ははー、ありがたき幸せ」と返した。

さらに殿は「褒美に１０万石を進ぜよう」と言った。

家来は「ありがたき幸せ」と言って忠誠を誓った。

同じように社員が手柄を立てたなら金一封と表彰状を与えて称える企業は多い。

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未来工業の創業者である山田昭男氏は、ケチで有名だが実はお金を有効に使う人だ。

提案書を出しただけで500円を払い、審査で等級が決まってから本来の報奨金を出す。

会社で何かクラブ活動をやる社員にはクラブ活動費を出して援助してあげる。

数年に一回の海外旅行は全額会社負担で実施している。

ニンジンを先にもらう社員は、当然のことながら全員モチベーションが高い。


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呼吸器外科医のプロは誰にも負けない努力をする！

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「行動」が変われば「結果」が変わります。

これがコンピテンシーの威力です。


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【贈る言葉】

自分はプロフェッショナルかどうかは分からないですが、イメージとしては努力をしてですね、他の人には真似のできないような技術を持った人だと思います。

　　　　　　　　　～伊達洋至～

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【本文】

■呼吸器外科医のプロは誰にも負けない努力をする！■

群馬大学付属病院で腹腔鏡手術で肝臓がんの手術を行い、３ケ月以内に８人も死亡したとされていたが実は開腹手術でも１０人死亡していたことが後になって分かった。

いずれも同じ医師が執刀したと言うが詳細は闇に包まれていて、この執刀医の技術がかなり未熟だったことは間違いないようだ。

話し変わって、伊達洋至氏は京都大学付属病院の呼吸器外科医だ。

日本で初めて肺の移植手術に成功した医師として有名だ。

ＮＨＫの「プロフェッショナル仕事の流儀」に登場し、詳細の活動振りが放送されたのを覚えている。

彼は勤務先への道すがら、神社に立ち寄り、仕事がうまくいくようにお祈りしている。

手術の前の日は、ガーゼを患部に見立てて、縫合の練習をし、スピードと正確さを確認することを忘れない。

患者には微笑みを絶やさず接し、「先生も頑張るから一緒に頑張ろう」と声を掛ける。

誰にも負けない技術を持つのに人間性も誰にも負けない医師なのだ。


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殿様火の用心、足軽火の用心はダメ！

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【贈る言葉】

１．経営者が強い決意を持つこと
２．強い決意を明確な戦略として表現すること
３．その戦略をどうしたら実践できるか、それを具体的に社員に提示すること
４．社員が十分理解したところで行動を起こすこと
上のどれ一つ欠けても急激な売上拡大と言う目標を達成できない。

　　　　　　　　　～蓮見清一～

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【本文】

■殿様火の用心、足軽火の用心はダメ！■

私は講演のとき「殿様火の用心、足軽火の用心」の話をすることがある。

お殿様が一番家老を呼んで「火の用心」を指示する。

一番家老は、ほかの家老たちを集めて「火の用心」を指示する。

指示された家老たちは、自分の持ち場に戻ってそれぞれ「火の用心」を指示する。

ついには足軽たちもみんな「火の用心」を唱えるだけで具体的な手は何も打たれないから火事になればお城は火の海に包まれてしまう。

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企業における経営計画も経営者の思いを羅列しただけで社員に下ろすから、誰も何も実行できず、したがって業績がよくなるわけもない。

戦略を練る段階からキーマンにも参画させ、具体性があってかつ実現性のある戦略に仕上げ、そのうえでアクションプランに落としてＧｏしなければ目標は達成できない。


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読み、書き、コミュニケーションで自分を磨く！

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「行動」が変われば「結果」が変わります。

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【贈る言葉】

読書は充実した人間を作り、談話は機転の利く人間を作り、書くことは正確な人間を作る。

　　　　　　　　　～フランシスコ・ベイコン～

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【本文】

■読み、書き、コミュニケーションで自分を磨く！■

昔の人は学校に行きたくとも諸般の事情で行けなかった人が多かった。

だが、親は「読み、書き、そろばん」の３つだけはうるさく言い、子供にマスターさせた。

今、読書をする人は激減しているそうだ。

スマホやインターネットに時間を費やし、専門書はもとより娯楽書もあまり読まなくなっている。

そんなこともあって感受性が養われていないから自分の意見や人生観も言えない。

談話は「コミュニケーション」と置き換えられるわけだが、人とコミュニケーションを取ることが苦手と言う人も多い。

だから意思の疎通ができず、直ぐに怒り出すと言った激情型の人間が犯罪を起こしやすい。

考えながら文章を書くことをしないから、上司を感動させるような企画書の作成が苦手だ。

昔の「読み、書き、そろばん」を「読み、書き、コミュニケーション」と置き換えて努力すれば、人間的に大きく成長できるのではないか。

そう、「読み、書き、コミュニケーション」と覚えておいてほしい。


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