あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

真壁の登録文化財(茨城県桜川市)

2006-05-01 21:46:10 | Weblog
 午前中から昼過ぎまで、家庭菜園で草むしりをしたのですが、30℃を越え
る暑さとなり、後半は立ちくらみがしてきました。

 今日は、4月28日のブログで報告した「関東山の辺の道」の7回目のゴール
であり、この後報告する8回目のスタートとなった茨城県桜川市真壁町の登録
文化財の紹介です。


 真壁町は、茨城県の北西部にあり、昨年10月1日に大和村、岩瀬町と合併し、
桜川市になりました。南に筑波山を望み、町並みの周辺には田んぼが広がる
田園都市です。

 真壁は、国史跡の真壁城跡の西側に町並みが広がっていて、その町並みは、
約400年前に町割りが行われました。

 以後、在郷町として商人や農民により繁栄しましたが、江戸時代から明治、
大正にかけて、この地方の文化・産業の中心地として栄え、隆盛を誇った商家
の人たちが次々と土蔵や伝統的な木造の町屋、門や築地塀などを建てました。

 市街地には、266余棟を数える見世蔵・土蔵・門などがあり、400年の歴史
ある町割りとともに残されています。

 町並みの修景や整備は今後の課題のようですが、それだけに手付かずの
歴史遺産を豊富に見ることができます。

 平成11年度からの国の登録有形文化財制度を活用し、104棟が登録を
受けました。

 それらの中の幾つかを以下に紹介します。


 佐藤家住宅表門(江戸時代以来の旧家で、明治期には菓子製造業。明治
初期の建築)


 橋本旅館(昭和4年(1929)建築)


 川島書店(江戸末期建築)


 仲町休憩所(真壁の登録文化財パンフや真壁イラストMAPなどが置いて
あり、無人だが湯茶の接待もある)


 旧真壁郵便局(昭和2年(1927)建築・ここにも真壁の観光用リーフ
レットが置いてある)


 入江家住宅(戦後、パチンコ店や花屋に1階の表2室を間貸ししていた。
大正15年建築)


 谷口家住宅(江戸初期からの旧家で当主は20代目、幕末には名主を務め
絞油及び醤油の醸造をいとなんでいた。主屋・明治初期、北袖蔵・江戸末期
建築)


 中村家住宅(木綿商の後、米問屋。大正2年(1913)建築)


 潮田家住宅(江戸末期は呉服・荒物・雑貨商、明治時代には「関東の三越」
と呼ばれたという。明治43年(1910年)建築)

 どの写真にも、電柱や電線が見えるのが目障りですね。川越市や栃木市の
ように地中化できればいいのですが、今の町の活気を見ると、残念ながら難し
そうに感じられました。
  
コメント
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