山浦敬子さんの企画で年4回、三浦半島の隠れた魅力を探しながら
歩くアートウオークセラピー。今年2回目が5月最後の日曜日に開催さ
れたので参加した。
2009年5月31日(日)
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=35/15/40.584,139/35/14.522&scale=70000)
いつものように京浜急行新逗子駅に10時に集合、バスで一色(いつし
き)住宅バス停まで行き、10時25分にスタートする。
県道27号の北側、滝ノ上から平ノ越へと、静かな住宅街を次第に高
度を上げる。道路際の高い壁面に、ビオウヤナギに似た黄色い花がたく
さん咲いていた。
かなり上がって左折し、T字路際まで進むと、自宅のビワを採っている
男性がいる。声をかけたら「どうぞ」と言われ、とりたての実を一つずつ
いただく。小粒だが、食べてみたら甘かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/3e/8a1bdf1ddbfdaf202c852293d33d9581.jpg)
スペインから10年前に来て、スペイン語などを教えているという方だ
った。
高台の住宅に沿って進む。家が尽きるあたりで北側の展望が開け、谷
を隔てた住宅と、緑濃い森がよく見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/0b/3be30ec8fcb74217f455b64096e22bf4.jpg)
そばの民家のビワも、色づいて食べごろである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/c5/772ff118b88b1312ca6697124d8a71c3.jpg)
その横を下ると、古くからの農家らしい家があり、庭にキスゲが咲き、
かたわらに古い石うすが放置されていた。
近くの電柱の表示は一色1234番地。そばのタイサンボクが花を開い
ていた。小さい三差路際に、平松地蔵尊のお堂があり、その前に、元文
年代(1736~41)などの青面金剛が並んでいる。
南側の前田で県道を横断し、一色小の南へ。一色小の壁面には、卒業
制作の大きなタイル絵とペンキ絵が幾つかあり、いずれも海や川をテーマ
にしたものだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/e7/aed0a5f6024e896ec1895ab0ef4ed554.jpg)
小川沿いに上原まで進み、介護老人ホームの横を上がって国道134号
を横断する。国道手前の、宮内庁御用達の海藻店「すずきや」は純和風の
古い建物、渡った先は、洋菓子が評判らしい鴫立亭(しぎたつてい)。柱を
生かしたデザインの建物である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/20/7e0a75205000cd2abaa0eb0a90109d64.jpg)
鴫立亭横の細道を入る。南側は、緑の多い葉山御用邸の塀が海岸まで
続く。その横を進み、黒松林に覆われたしおさい公園に正午ちょうどに着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/1b/5f0a9a6370b7f83fdb8e2eacb908907a.jpg)
海からの風がさわやか。松の下にシートを敷き、海を眺めながら昼食と
する。
近くから参加のTさんは、三段重箱にちらし寿司をたくさん詰めて持って
来られ、皆さんに配る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/66/c84f046b14e0948410eb8ef381da619e.jpg)
予想外の好天となり、波静かな砂浜には家族連れが多く、海に入って
水遊びする幼児や児童もいる。バーベキューをするグループもあり、この
一角だけは、葉山らしい雰囲気にあふれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/2f/4aa2adc6c19bb890733e1cf105fb6086.jpg)
食事を終え、いつものように敬子さんのオカリナ演奏に合わせ、「みかん
の花咲く丘」や「浜辺の歌」などを、みんなで合唱した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/8f/b5fb3277d7a797e9230a68d5562ec368.jpg)
海を背に記念撮影をして、午後のハイキングコースに向かう。公園の北
から住宅地を抜け、県道207号森戸海岸線を横断し、まずは森山神社へ。
緑に囲まれた社殿は、コンクリート造りながら風格がある。ちょっとした高
台なので、午前中通った南側の展望が得られ、境内にはコバンソウガたく
さん咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/e2/8c120cb2b6e178fd28bb15b6bc81474f.jpg)
隣の玉蔵院も、本堂はコンクリート造り。境内には、葉山町文化財の庚
申塔や、大きな宝篋印塔(ほうきよういんとう)、赤い衣を付けた六地蔵など
がある。南に延びる参道は、りっぱなイチョウ並木になっていた。
国道134号に出て、旧役場前バス停の横にある「はやま三ヶ岡山緑地
つつじコース」の道標に従い、北側の菖蒲沢の住宅地へ。
道は背後の大峰山に向かって急勾配で上がる。途中、「中畑初子仕覆
工房」との標札の家があった。今日の参加者のお一人が作品を最近見た
とのこと。「仕覆」とは、お茶道具をしまう巾着袋のようなものだという。
偶然のお宅を発見して、その人もビックリ!。
その先数軒ほどで家が尽き、豊富な広葉樹林の中の山道にかかる。木
の段も設けられ、結構傾斜もあるが、ウグイスが鳴き緑が一杯なので、気
持ちよく上がれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/68/9032d14cc54b1231872c27a0135f88c9.jpg)
ひとしきり上がって稜線に出た。道標とベンチがあったので、ここでゆっ
くりと休憩。広葉樹の切れ間から、北側の堀之内方面の山並みと住宅が
眺められる。
このあたりは東の尾根と呼ばれている。稜線上を西に向かう道も広葉樹
に覆われ、アップダウンは少ない。木々には、タブ、エゴノキ、シイ、ハゼ、
スダジイ、シロダモなどの名札が付いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d4/e96b001c5ef5f02af0c1788eea33f4e7.jpg)
樹林の間から、ちょっと霞んではいるが森戸海岸や家並みなどが間近に
見下ろせる。
稜線の中央が標高148mの大峰山頂。東屋(あずまや)があったので、
再度小休止して水分補給などする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/10/87acf6e52f5c9acdc226ac5eef9d8c66.jpg)
ここから稜線を離れ、北に下るアジサイコースへ。どんどんと下ると木の
段もあり、山腹にある「神奈川花の名所百選」に選定された、あじさい公園
に出た。
たくさんアジサイがあるが、まだ花は早めで、開花しているのは少ない。
虫にやられたのか、葉に穴の空いた木が多いのが残念だ。
住宅地に下って少し回り込み、光蔵寺に入る。本堂の屋根には、技巧
を凝らした鬼瓦が乗っている。鐘楼は大きく、境内はよく手入れされた芝
生がきれい。そのかたわらにつつじが色鮮やかに咲く。
家並みの間の狭い路地を抜け、真名瀬バス停のところで県道に出た。
そばには漁港がある。
歩道のない狭い県道を、車に注意しながら北に進む。民家の軒板に
囲われた郵便ポストがあった。横の絵もユニークなもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/de/7ff6fe510641d5a0392dedfa87844108.jpg)
少しだけ突き出た岬にある森戸神社に参拝する。参道は黒松が多く、
境内社が幾つか並んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/62/77bf46c647a9b55d803a092d8ec22c8e.jpg)
岩の多い海岸を背にして、肖像入りの石原裕次郎の詩碑や、「花はい
ろ 人はこころ」と刻まれた堀口大学の石碑などがあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/c4/fa70614cae6c1a099033d9cac9447538.jpg)
今日のゴールは森戸神社バス停。15時半に着き、間もなく来たバスに
乗り、京浜急行新逗子駅やJR逗子駅から各々の帰路についた。
(参加 9人、天気 晴後曇、距離 6㎞、標高差累積 約470m、地図
(1/2.5万) 鎌倉、歩行地 葉山町)
歩くアートウオークセラピー。今年2回目が5月最後の日曜日に開催さ
れたので参加した。
2009年5月31日(日)
いつものように京浜急行新逗子駅に10時に集合、バスで一色(いつし
き)住宅バス停まで行き、10時25分にスタートする。
県道27号の北側、滝ノ上から平ノ越へと、静かな住宅街を次第に高
度を上げる。道路際の高い壁面に、ビオウヤナギに似た黄色い花がたく
さん咲いていた。
かなり上がって左折し、T字路際まで進むと、自宅のビワを採っている
男性がいる。声をかけたら「どうぞ」と言われ、とりたての実を一つずつ
いただく。小粒だが、食べてみたら甘かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/3e/8a1bdf1ddbfdaf202c852293d33d9581.jpg)
スペインから10年前に来て、スペイン語などを教えているという方だ
った。
高台の住宅に沿って進む。家が尽きるあたりで北側の展望が開け、谷
を隔てた住宅と、緑濃い森がよく見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/0b/3be30ec8fcb74217f455b64096e22bf4.jpg)
そばの民家のビワも、色づいて食べごろである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/c5/772ff118b88b1312ca6697124d8a71c3.jpg)
その横を下ると、古くからの農家らしい家があり、庭にキスゲが咲き、
かたわらに古い石うすが放置されていた。
近くの電柱の表示は一色1234番地。そばのタイサンボクが花を開い
ていた。小さい三差路際に、平松地蔵尊のお堂があり、その前に、元文
年代(1736~41)などの青面金剛が並んでいる。
南側の前田で県道を横断し、一色小の南へ。一色小の壁面には、卒業
制作の大きなタイル絵とペンキ絵が幾つかあり、いずれも海や川をテーマ
にしたものだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/e7/aed0a5f6024e896ec1895ab0ef4ed554.jpg)
小川沿いに上原まで進み、介護老人ホームの横を上がって国道134号
を横断する。国道手前の、宮内庁御用達の海藻店「すずきや」は純和風の
古い建物、渡った先は、洋菓子が評判らしい鴫立亭(しぎたつてい)。柱を
生かしたデザインの建物である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/20/7e0a75205000cd2abaa0eb0a90109d64.jpg)
鴫立亭横の細道を入る。南側は、緑の多い葉山御用邸の塀が海岸まで
続く。その横を進み、黒松林に覆われたしおさい公園に正午ちょうどに着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/1b/5f0a9a6370b7f83fdb8e2eacb908907a.jpg)
海からの風がさわやか。松の下にシートを敷き、海を眺めながら昼食と
する。
近くから参加のTさんは、三段重箱にちらし寿司をたくさん詰めて持って
来られ、皆さんに配る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/66/c84f046b14e0948410eb8ef381da619e.jpg)
予想外の好天となり、波静かな砂浜には家族連れが多く、海に入って
水遊びする幼児や児童もいる。バーベキューをするグループもあり、この
一角だけは、葉山らしい雰囲気にあふれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/2f/4aa2adc6c19bb890733e1cf105fb6086.jpg)
食事を終え、いつものように敬子さんのオカリナ演奏に合わせ、「みかん
の花咲く丘」や「浜辺の歌」などを、みんなで合唱した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/8f/b5fb3277d7a797e9230a68d5562ec368.jpg)
海を背に記念撮影をして、午後のハイキングコースに向かう。公園の北
から住宅地を抜け、県道207号森戸海岸線を横断し、まずは森山神社へ。
緑に囲まれた社殿は、コンクリート造りながら風格がある。ちょっとした高
台なので、午前中通った南側の展望が得られ、境内にはコバンソウガたく
さん咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/e2/8c120cb2b6e178fd28bb15b6bc81474f.jpg)
隣の玉蔵院も、本堂はコンクリート造り。境内には、葉山町文化財の庚
申塔や、大きな宝篋印塔(ほうきよういんとう)、赤い衣を付けた六地蔵など
がある。南に延びる参道は、りっぱなイチョウ並木になっていた。
国道134号に出て、旧役場前バス停の横にある「はやま三ヶ岡山緑地
つつじコース」の道標に従い、北側の菖蒲沢の住宅地へ。
道は背後の大峰山に向かって急勾配で上がる。途中、「中畑初子仕覆
工房」との標札の家があった。今日の参加者のお一人が作品を最近見た
とのこと。「仕覆」とは、お茶道具をしまう巾着袋のようなものだという。
偶然のお宅を発見して、その人もビックリ!。
その先数軒ほどで家が尽き、豊富な広葉樹林の中の山道にかかる。木
の段も設けられ、結構傾斜もあるが、ウグイスが鳴き緑が一杯なので、気
持ちよく上がれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/68/9032d14cc54b1231872c27a0135f88c9.jpg)
ひとしきり上がって稜線に出た。道標とベンチがあったので、ここでゆっ
くりと休憩。広葉樹の切れ間から、北側の堀之内方面の山並みと住宅が
眺められる。
このあたりは東の尾根と呼ばれている。稜線上を西に向かう道も広葉樹
に覆われ、アップダウンは少ない。木々には、タブ、エゴノキ、シイ、ハゼ、
スダジイ、シロダモなどの名札が付いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d4/e96b001c5ef5f02af0c1788eea33f4e7.jpg)
樹林の間から、ちょっと霞んではいるが森戸海岸や家並みなどが間近に
見下ろせる。
稜線の中央が標高148mの大峰山頂。東屋(あずまや)があったので、
再度小休止して水分補給などする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/10/87acf6e52f5c9acdc226ac5eef9d8c66.jpg)
ここから稜線を離れ、北に下るアジサイコースへ。どんどんと下ると木の
段もあり、山腹にある「神奈川花の名所百選」に選定された、あじさい公園
に出た。
たくさんアジサイがあるが、まだ花は早めで、開花しているのは少ない。
虫にやられたのか、葉に穴の空いた木が多いのが残念だ。
住宅地に下って少し回り込み、光蔵寺に入る。本堂の屋根には、技巧
を凝らした鬼瓦が乗っている。鐘楼は大きく、境内はよく手入れされた芝
生がきれい。そのかたわらにつつじが色鮮やかに咲く。
家並みの間の狭い路地を抜け、真名瀬バス停のところで県道に出た。
そばには漁港がある。
歩道のない狭い県道を、車に注意しながら北に進む。民家の軒板に
囲われた郵便ポストがあった。横の絵もユニークなもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/de/7ff6fe510641d5a0392dedfa87844108.jpg)
少しだけ突き出た岬にある森戸神社に参拝する。参道は黒松が多く、
境内社が幾つか並んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/62/77bf46c647a9b55d803a092d8ec22c8e.jpg)
岩の多い海岸を背にして、肖像入りの石原裕次郎の詩碑や、「花はい
ろ 人はこころ」と刻まれた堀口大学の石碑などがあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/c4/fa70614cae6c1a099033d9cac9447538.jpg)
今日のゴールは森戸神社バス停。15時半に着き、間もなく来たバスに
乗り、京浜急行新逗子駅やJR逗子駅から各々の帰路についた。
(参加 9人、天気 晴後曇、距離 6㎞、標高差累積 約470m、地図
(1/2.5万) 鎌倉、歩行地 葉山町)