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あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

小川町郊外をカントリーウオーク(埼玉)

2011-04-05 17:51:03 | カントリーウオーク
 2011年4月3日(日)

 東日本大震災で遅らせた3月例会の8日後、にカントリーウオークグループの
第182会例会を開催した。

 集合は東武東上線の小川町駅。暖かだった前日と変わり、冬が戻ったような、
うす寒い日和となる。参加者14人は3組に分かれ、10時6分に出発した。

 ==谷間の小さい沼から武田氏ゆかりの寺へ==

 駅の北側に出て兜川(かぶとがわ)を渡る。富士山(ふじやま)(182.1m)の
山麓、池田集落を東に抜けて、日赤病院入り口付近で県道11号へ。

 500mほどで左への旧道に回り、国道254号バイパス下を抜ける。緑ヶ丘五
丁目の住宅地の東北端から、林間を鬼ヶ谷津(おにがやつ)沼に下った。


 幾分色づいた枝もあり、間もなく芽吹きが始まりそうな樹木に囲まれた、静かな
たたずまい。

 その先の休耕田沿いに、ミカンやキンカンなど、柑橘の木が10数本続き、下草
の中からヒトリシズカが、春の彩りを見せていた。


 境内に並ぶソメイヨシノがまだ開花前の、能満寺の下を通過して、国道254号
バイパスと県道11号とが交差する、高谷(こうや)交差点へ。南側の畑の、ハナ
モモが花盛り。

 国道バイパスを少し進んで、道上集落にある輪禅寺に入る。山門際のハクモク
レンは見頃だが、本堂前のソメイヨシノはまだつぼみだった。


 西側墓地の中心に、武田信玄の異母弟、武田信実(のぶざね)一族の墓地があり、
山門横には、ご住職夫人の作品という、焼き物の千体地蔵を祭った地蔵堂があった。


 田んぼと広葉樹林の小さい里山、それに畑と民家の点在する里道を進んで、国道
パイパスに面した、小川農産物直売所に、11時54分に着いた。


 駐車場の奥の、草地にシートを敷いて昼食の場とする。


 直売所には、地元の野菜や農産物加工品などが並び、車で立ち寄って買い求めて
行く人で、結構賑わっている。

 ==大聖寺を経てカタクリの里へ==
 
 13時5分に出発して、午後のコースへ。バイパスのすぐ先から、林間の斜面を南に
少し上がると、「下横田(しもよこた)の百庚申(ひやくこうしん)」と呼ぶ、100基の庚
申塔が並んでいる。

 60日ごとに回ってくる庚申の日に、徹夜して過ごし、長寿を願う庚申信仰の講中や
個人が、供養のために建てたもの。いずれも嘉永2年(1846)に建立された、近世
信仰の文化財である。

 国道バイパスに戻り、バイパスを越える橋を渡る。近くのヒカンザクラが見頃になっ
ていた。


 北側の経塚集落に下り、養昌寺の境内を抜ける。近くの色濃いアセビやハナモモが、
ピンクの彩りを見せていた。

 谷集落と田んぼの間の里道を東へ向かう。


 畑のあぜに、シロバナタンポポが咲いていたが、谷地田を囲む森は、まだ枯れ枝である。


 関越自動車道の嵐山小川 ICからの車道下を抜けて、小川厄除(やくよけ)大師で知
られる普光寺に行く。

 境内と、少し離れた観音堂に、小川七福神が祭られている。鐘楼の横の、開き始め
たシダレザクラのそばで、記念撮影をした。



 近くの畑に咲くハナモモの群落を横に見て、南に向かう。まだつぼみのままのソメイ
ヨシノが数本立つ、観音堂の下を通過して、東小川五丁目の戸建て住宅地に入った。

 住宅地の南側にある小川東第10公園で小休止後、国道バイパスと東武東上線の下
をくぐる。線路の東側を平行する細道に入り、菖蒲沢沼の横を進む。

 沼を囲む広葉樹も、わずかに若芽が色づき始めている。木彫作品の置かれた山間
の広場の横や、谷地田に沿って進み、線路を離れて水穴集落に入る。


 国道254号に出て東へ少しで、和具集落へ。東側斜面の急坂を標高差50mほどで、
「下里(しもざと)の観音様」と呼ばれる大聖寺に上がった。

 2階が鐘楼になっっている、ちょっと変わった山門をくぐる。山門には、「武藏国十三
仏霊場第九番札所」と記されていた。

 本堂の前を回り、さらに急な石段を上がって、観音堂にお参りをする。観音堂からは、
山に囲まれた小川町中心部の家並みや、冨士山などが望まれる。


 観音堂の下の法華院と呼ぶ保存庫には、国重文の石造法華経供養塔と板碑が保管
されていて、予約しておけば、有料で拝観できる。

 咲き残る梅林を眺め、独特の形状を見せる桑畑や、田園地帯を抜けて、槻川の左岸
に出る。


 橋を渡り、右岸の仙元山山麓沿いの遊歩道へ。山麓一帯の広葉樹林下は、カタクリと
ニリンソウの群生地。

 特にカタクリが多く、ちょうど見頃で、数え切れないほどの花が咲き競っていた。


 木の仮橋を渡って左岸に出て、近くの道の駅でトイレを借りる。もう一度橋を渡って、
突き当たりの西光寺に入った。

 室町時代後期の開創で、慶安2年(1649)には、10石の御朱印を受けているという。
山門を兼ねた鐘楼の横と、左手のシダレザクラが、かなり開花していた。

 東側の広葉樹林にも、カタクリがたくさん咲く。しだれ桜の下で、もう一度記念撮影を
する。


 さらに西に進み、次の橋を渡って国道254号に出る。小川町駅には、17時5分に着
いた。

 (天気 曇後晴、参加 14人、距離 16㎞、地図 武藏小川、歩行地 小川町)


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コメント (4)
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