あるきメデス

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新緑の鎌倉天園ハイキング(神奈川)

2011-04-25 21:27:47 | ハイキング
 2011年4月25日(日)
 
 カントリーウオークの仲間の、この指止まれの鎌倉ハイキングに参加した。前日の激しい
風雨から一転して、この日はさわやかに晴れ上がる。

 JR横須賀線北鎌倉駅に集合した参加者8人は、10時10分に出発する。線路沿いから
県道21号を進み、まずは我が国最初の禅宗寺院で、鎌倉五山第一位という建長寺境内へ。


 総門を入ると豪壮な三門がどっしりと立つ。右手には、かやぶき屋根の鐘楼に、建長7年
(1255)鋳造という国宝の梵鐘(ぼんしよう)が下がっている。


 三門と仏殿の間には、数本のビャクシンが大きく枝を広げている。建長寺創建の、建長5
年(1253)に植えられたものとか。


 建長寺の中心にある大きな仏殿。


 その先には、修行僧の道場だった法塔(はつとう)があり、堂内が公開されていて、本尊の
千手観音や、天井に描かれた雲龍図などが見られる。

 建物は国の重要文化財である。

 広い境内には。みずみずしいモミジの若葉が多く、ツツジ、ボタン、ヤエサクラなどが咲き、
春爛漫(はるらんまん)の彩りを見せる。


 境内を東北に抜けて、半僧坊道を上がる。


 紅葉のような彩りのモミジがあり、オオデマリやモミジ、シャガ、ドウダンツツジなどの花
を眺めながら進む。




 「半僧坊大権現」ののぼりが並ぶ急な石段を上がって行くと、烏(からす)天狗の並ぶ斜面
の上に、建長寺半僧坊がある。


 明治23年(1890)に創建されたもので、家内安全、商運隆盛、厄除消除、大漁祈願、交
通安全、合格祈願などに御利益があるという。



 背後の稜線に近く、眼下に建長寺の甍(いらか)が見下ろせ、新緑の森の向こうに相模湾
が望まれる。


 富士山の展望も得られるようだが、雲が多くて見えなかった。



 その先から、「鎌倉アルプス」と呼ぶ稜線のハイキングコースへ。うっそうとした常緑広葉
樹林の下を、東に向かう。

 いたるところでウグイスが美声を競っている。歩きよい土の道の間に岩場もあり、昨日の
雨で少し濡れていたので、滑らぬように注意しながら進んだ。


 覚園寺境内への道を右に分け、送電線の下を通過して下ると、今泉五丁目の住宅地横に
出た。少し先の広場から再び上がって稜線に戻る。足下に咲くのは、ナルコユリだろうか。
わずかだがスミレも咲いている。


 左に、鎌倉ゴルフ場の南端に接した稜線を進み、鎌倉アルプスの最高点、標高159mの
大平山頂に着いた。展望が開け、多様な彩りを見せる新緑の森が広がる。


 北東には、横浜みなとみらい地区周辺の高層建築群も望まれる。



 山頂で記念撮影をして南側の広場に下り、ゴルフ場のクラブハウス前の緑陰で昼食にした。


(続く)


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