第7日 2011年3月2日(水)
=54番延命寺から59番国分寺=
5時50分起床、6時30分に朝食をして、7時ちょうどにJR予讃線大西駅前の、
あさひや旅館を出た。
車が多いが、広い歩道のある国道196号を東へ向かう。先行する男性遍路がひ
とり、途中で別の男性遍路に抜かれた。県道38号に入り、54番延命寺へ。
二人は寺に先着していたが、どちらも無愛想で、言葉を交わす間もなく先に出て
行く。境内に、樹齢200年以上というツブラジイがあり、市の保存樹になっていた。
西瀬戸自動車道の下を抜け、丘陵上の大規模な霊園、大谷霊園に上る。園内を
通過して東側に下り、大きな忠霊塔の横を抜けた。
今治市の市街地に入り、JR予讃線のガードの北に出る。
隣の別宮大山祇(べっくおおやまずみ)神社↑に参拝後、55番南光坊(なんこうぼ
う)へ、北側の山門から入る。
境内は広く、幾つものお堂が並んでいる。参拝を終えて納経所へ。納経帳の文字
を見て、初回に記帳してくれたご本人と分かる。
そのときの話や、境内で私が芭蕉句碑↑を撮ったのを見ていて、芭蕉句碑のこと
を書いた人の本を紹介してくれたり、一茶のことなど、話が途切れない。次の歩き
遍路の方が来たのを機に、失礼した。
JR今治駅前から南へ、真っ直ぐに延びる道を進む。風が冷たくなり、手袋を着け
る。国道196号との交差点際のサークルKで昼食を購入した。
間もなく、56番泰山寺(たいざんじ)である。
そばの土産店で、前回同様暖かい甘酒のお接待をいただく。冷たい風に冷えたの
どにしみ通る。その先の、田んぼのあぜ道を抜ける遍路道は工事中で、少し迂回し
て通過した。
蒼社川に出る直前、老人ホーム日高荘のそばに、ヘンロ小屋今治・日高41号が
出来ていた。
傍らに、江戸時代の遍路無縁墓が並ぶ。
川沿いに出て、少し先の信号のあるところの橋を渡り、対岸の川沿いを進む。鳥居
の上に、石がたくさん上がっているが、何のまじないなんだろうか…。そこに社殿は
なかった。
すぐ先から、田んぼと斜面林との間の気持ちよい遍路道を進んで、57番栄福寺に
上がった。
足腰のお守りがあったので、腰痛が治るよう、分けていただく。先着の若いペア遍路
が食べていた納経所前の石のベンチで、二人が出た後、自分も昼食をした。
今日の昼食は、おにぎりである。
南に向かい、犬塚池への上がり口も道路工事中だったが、断って通してもらう。池の
ところでにわか雨となり、ポンチョとザックカバーを着けた。でも、間もなく止んで青空が
広がってきた。
仙遊寺に向かう車道の上り道に出た。次第に高度が上がり、途中からしまなみ大橋
が見えてきた。
山門の先は急坂なので、そばの今治高校生の供養碑の横にザックを置き、58番仙
遊寺(せんゆうじ)まで軽身で往復して参拝する。
北北東に下る林間の遍路道には、丸太の段の急坂もあるが、何か所かで、今治の町
並みや瀬戸内海などが望まれる。
車道を横断して、吉祥寺付近まで下ると、すっかり好天となったが、やや風が強まる。
しばらくは、田園地帯と比較的新しい住宅地を進み、伊予富田駅の近くでJR予讃線を
越えた。
県道156号沿いにあった国分寺郵便局で資金補充をして、59番国分寺に着く。
参拝して納経後、境内にあった握手修行大師像に握手して、腰痛が治るようお願いを
する。
JR予讃線の東を平行する県道156号を進み、長沢で国道196号に合する。さらに
1㎞ほど進んで道の駅今治湯ノ浦温泉↓の前で左折する。
湯ノ浦温泉街に並ぶホテルの間を上がり、今治湯ノ浦ハイツに17時に着いた。
洗濯機に洗濯物を入れてから大浴場へ。ひとり出た後は、私がひとり占め。しまなみ
街道の大展望を楽しみ、ジャグジー風呂で強い泡を腰に当て、腰痛の回復を図る。
大食堂での夕食の席には、私のほかには若い男性1名と、未着の2分の料理が並ぶ
のみで、閑散としている。
部屋は暖かくてトイレ付き、夕食も盛りだくさんで美味しい。今回で3度目だが、歩き遍
路にはもったいない宿だと、いつも思う。
【コースタイム】あさひや旅館7・00ー54番延命寺7・48~8・07ー忠霊塔8・38ー55番
南光坊9・02~30ー国道際サークルK10・08~14ー56番泰山寺10・20~39ーヘンロ小
屋41号今治日高11・00ー57番栄福寺(昼食)11・30~12・10ー犬塚池12・30~35ー58番
仙遊寺13・00~38ー国道196号交差点14・35ーそごうマート14・54~59ー国分寺局
15・05~10ー59番国分寺15・20~40ー道の駅今治湯ノ浦温泉16・45ー今治湯ノ浦ハイ
ツ17・00
(天気 曇後快晴一時雨、距離 27㎞、歩行地 今治市、歩数 47,200、遍路地図
62ー2、62ー3、64ー1、64ー2図)
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=54番延命寺から59番国分寺=
5時50分起床、6時30分に朝食をして、7時ちょうどにJR予讃線大西駅前の、
あさひや旅館を出た。
車が多いが、広い歩道のある国道196号を東へ向かう。先行する男性遍路がひ
とり、途中で別の男性遍路に抜かれた。県道38号に入り、54番延命寺へ。
二人は寺に先着していたが、どちらも無愛想で、言葉を交わす間もなく先に出て
行く。境内に、樹齢200年以上というツブラジイがあり、市の保存樹になっていた。
西瀬戸自動車道の下を抜け、丘陵上の大規模な霊園、大谷霊園に上る。園内を
通過して東側に下り、大きな忠霊塔の横を抜けた。
今治市の市街地に入り、JR予讃線のガードの北に出る。
隣の別宮大山祇(べっくおおやまずみ)神社↑に参拝後、55番南光坊(なんこうぼ
う)へ、北側の山門から入る。
境内は広く、幾つものお堂が並んでいる。参拝を終えて納経所へ。納経帳の文字
を見て、初回に記帳してくれたご本人と分かる。
そのときの話や、境内で私が芭蕉句碑↑を撮ったのを見ていて、芭蕉句碑のこと
を書いた人の本を紹介してくれたり、一茶のことなど、話が途切れない。次の歩き
遍路の方が来たのを機に、失礼した。
JR今治駅前から南へ、真っ直ぐに延びる道を進む。風が冷たくなり、手袋を着け
る。国道196号との交差点際のサークルKで昼食を購入した。
間もなく、56番泰山寺(たいざんじ)である。
そばの土産店で、前回同様暖かい甘酒のお接待をいただく。冷たい風に冷えたの
どにしみ通る。その先の、田んぼのあぜ道を抜ける遍路道は工事中で、少し迂回し
て通過した。
蒼社川に出る直前、老人ホーム日高荘のそばに、ヘンロ小屋今治・日高41号が
出来ていた。
傍らに、江戸時代の遍路無縁墓が並ぶ。
川沿いに出て、少し先の信号のあるところの橋を渡り、対岸の川沿いを進む。鳥居
の上に、石がたくさん上がっているが、何のまじないなんだろうか…。そこに社殿は
なかった。
すぐ先から、田んぼと斜面林との間の気持ちよい遍路道を進んで、57番栄福寺に
上がった。
足腰のお守りがあったので、腰痛が治るよう、分けていただく。先着の若いペア遍路
が食べていた納経所前の石のベンチで、二人が出た後、自分も昼食をした。
今日の昼食は、おにぎりである。
南に向かい、犬塚池への上がり口も道路工事中だったが、断って通してもらう。池の
ところでにわか雨となり、ポンチョとザックカバーを着けた。でも、間もなく止んで青空が
広がってきた。
仙遊寺に向かう車道の上り道に出た。次第に高度が上がり、途中からしまなみ大橋
が見えてきた。
山門の先は急坂なので、そばの今治高校生の供養碑の横にザックを置き、58番仙
遊寺(せんゆうじ)まで軽身で往復して参拝する。
北北東に下る林間の遍路道には、丸太の段の急坂もあるが、何か所かで、今治の町
並みや瀬戸内海などが望まれる。
車道を横断して、吉祥寺付近まで下ると、すっかり好天となったが、やや風が強まる。
しばらくは、田園地帯と比較的新しい住宅地を進み、伊予富田駅の近くでJR予讃線を
越えた。
県道156号沿いにあった国分寺郵便局で資金補充をして、59番国分寺に着く。
参拝して納経後、境内にあった握手修行大師像に握手して、腰痛が治るようお願いを
する。
JR予讃線の東を平行する県道156号を進み、長沢で国道196号に合する。さらに
1㎞ほど進んで道の駅今治湯ノ浦温泉↓の前で左折する。
湯ノ浦温泉街に並ぶホテルの間を上がり、今治湯ノ浦ハイツに17時に着いた。
洗濯機に洗濯物を入れてから大浴場へ。ひとり出た後は、私がひとり占め。しまなみ
街道の大展望を楽しみ、ジャグジー風呂で強い泡を腰に当て、腰痛の回復を図る。
大食堂での夕食の席には、私のほかには若い男性1名と、未着の2分の料理が並ぶ
のみで、閑散としている。
部屋は暖かくてトイレ付き、夕食も盛りだくさんで美味しい。今回で3度目だが、歩き遍
路にはもったいない宿だと、いつも思う。
【コースタイム】あさひや旅館7・00ー54番延命寺7・48~8・07ー忠霊塔8・38ー55番
南光坊9・02~30ー国道際サークルK10・08~14ー56番泰山寺10・20~39ーヘンロ小
屋41号今治日高11・00ー57番栄福寺(昼食)11・30~12・10ー犬塚池12・30~35ー58番
仙遊寺13・00~38ー国道196号交差点14・35ーそごうマート14・54~59ー国分寺局
15・05~10ー59番国分寺15・20~40ー道の駅今治湯ノ浦温泉16・45ー今治湯ノ浦ハイ
ツ17・00
(天気 曇後快晴一時雨、距離 27㎞、歩行地 今治市、歩数 47,200、遍路地図
62ー2、62ー3、64ー1、64ー2図)
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