2020年5月18日(月)
今朝の毎日新聞デジタル版を見たら、「マスク姿で街を見下ろす観音様」という記事が
目に付いた。観音様のある新光寺(しんこうじ)はいつもの市内ウオーキングのエリアな
ので、今日の市内ウオーキングで回ることにした。
所沢市街地の中心部、元町交差点から北に少しで新光寺、東向にいつも閉じたままの唐
風の山門があり、境内にはその左手から入れる。
山門の左手から見た境内。
新光寺の本尊、聖観世音薩像は行基菩薩の作と伝えられ、慶安2(1649)年に観音
堂領として幕府から六石の朱印が出されているとか。
寺は旧鎌倉街道中道(なかつみち)の傍らにあり、「新編武蔵風土記稿」や「吾妻鏡」
「江戸名所図会」などに、建久4(1193)年に源頼朝が那須野へ鷹狩りに行く途中、
ここで昼食をとり、その時に幕舎の地を寄進したといわれるという。
その後、元弘3(1333)年に新田義貞が鎌倉攻めの途上、必勝を祈願し、北条氏を
平らげての帰途再び立ち寄り、前に取られた土地を寄進したとも伝えられているようだ。
寺の観音まつりは「馬のまつり」として知られ、馬が唯一の交通機関だった頃の馬に対
する尊敬心から、馬の慰労と交通の安全を祈願する行事として馬が本堂の周りを回り、馬
の町の寺として知られ、現在は4月18日に行われているというが、今年は当然ながら中
止になったと思われる。
境内にはシダレザクやソメイヨシノがあり、今年の花どきには当ブログでも紹介した。
山門横を入って正面の、六角のお堂の前にその慈眼観音様がマスクを着けて立っていた。
毎日新聞デジタルには、「マスクは寺が防疫や厄よけなどを願って着けた。所沢市の新
型ウイルス感染者が、県内市町村で最も多くなった4月中下旬ごろのことだという。」と
記されている。
境内右手奥にある観音堂に参拝し、私も新型コロナウィルスに感染しないよう、あわせ
て市内はもとより、国内や世界中から早く新型コロナウィルスが終息するよう祈った。
この観音像の左手、境内南側には福寿稲荷社の小さい社殿が祭られている。
その東側、入口近くのシダレザクラの下にはたくさんのお地蔵さんが並んでいる。
そのひとつ、子育地蔵尊
中心に祭られたお地蔵さん
北向延命地蔵尊は、左手入口側に穏やかな顔立ちで北向きに立っている。
奥の方に並ぶ地蔵尊
新光寺を後にして東側の市道に出ると、路傍に白い花が咲いていた。
東北側近くには、やはり最近紹介した所沢の総鎮守、所沢神明社が祭られているので、
今日も参拝することにした。正面の鳥居をくぐり階段を上がる。
中段から見上げる神明社の拝殿
右手の神明会館前には、この前紹介したのとは別のシャクナゲが見頃になっていた。
中段の左手上の斜面にも見頃のシャクナゲが。
拝殿に参拝し、ここでも新型コロナウィルスに感染しないことと早い終息を祈る。
境内南西側の樹林に立つ老木
中段西側には、所沢出身の歌人、三ヶ島葭子(みかじまよしこ)の歌碑がある。
歌碑には、「しみじみと 障子うすぐらき まどのそと 音たてて雨の ふりいでにけ
り」と刻まれている。
その横から西に下る階段を下り、西参道に立つ大ケヤキを見上げた。
このケヤキは、所沢市の「ふるさとの樹(巨樹)」第1号に認定されている。
このあと、峰の坂交差点から北に向かい、泉町から北所沢町や新所沢駅周辺を回り帰宅
した。
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今朝の毎日新聞デジタル版を見たら、「マスク姿で街を見下ろす観音様」という記事が
目に付いた。観音様のある新光寺(しんこうじ)はいつもの市内ウオーキングのエリアな
ので、今日の市内ウオーキングで回ることにした。
所沢市街地の中心部、元町交差点から北に少しで新光寺、東向にいつも閉じたままの唐
風の山門があり、境内にはその左手から入れる。
山門の左手から見た境内。
新光寺の本尊、聖観世音薩像は行基菩薩の作と伝えられ、慶安2(1649)年に観音
堂領として幕府から六石の朱印が出されているとか。
寺は旧鎌倉街道中道(なかつみち)の傍らにあり、「新編武蔵風土記稿」や「吾妻鏡」
「江戸名所図会」などに、建久4(1193)年に源頼朝が那須野へ鷹狩りに行く途中、
ここで昼食をとり、その時に幕舎の地を寄進したといわれるという。
その後、元弘3(1333)年に新田義貞が鎌倉攻めの途上、必勝を祈願し、北条氏を
平らげての帰途再び立ち寄り、前に取られた土地を寄進したとも伝えられているようだ。
寺の観音まつりは「馬のまつり」として知られ、馬が唯一の交通機関だった頃の馬に対
する尊敬心から、馬の慰労と交通の安全を祈願する行事として馬が本堂の周りを回り、馬
の町の寺として知られ、現在は4月18日に行われているというが、今年は当然ながら中
止になったと思われる。
境内にはシダレザクやソメイヨシノがあり、今年の花どきには当ブログでも紹介した。
山門横を入って正面の、六角のお堂の前にその慈眼観音様がマスクを着けて立っていた。
毎日新聞デジタルには、「マスクは寺が防疫や厄よけなどを願って着けた。所沢市の新
型ウイルス感染者が、県内市町村で最も多くなった4月中下旬ごろのことだという。」と
記されている。
境内右手奥にある観音堂に参拝し、私も新型コロナウィルスに感染しないよう、あわせ
て市内はもとより、国内や世界中から早く新型コロナウィルスが終息するよう祈った。
この観音像の左手、境内南側には福寿稲荷社の小さい社殿が祭られている。
その東側、入口近くのシダレザクラの下にはたくさんのお地蔵さんが並んでいる。
そのひとつ、子育地蔵尊
中心に祭られたお地蔵さん
北向延命地蔵尊は、左手入口側に穏やかな顔立ちで北向きに立っている。
奥の方に並ぶ地蔵尊
新光寺を後にして東側の市道に出ると、路傍に白い花が咲いていた。
東北側近くには、やはり最近紹介した所沢の総鎮守、所沢神明社が祭られているので、
今日も参拝することにした。正面の鳥居をくぐり階段を上がる。
中段から見上げる神明社の拝殿
右手の神明会館前には、この前紹介したのとは別のシャクナゲが見頃になっていた。
中段の左手上の斜面にも見頃のシャクナゲが。
拝殿に参拝し、ここでも新型コロナウィルスに感染しないことと早い終息を祈る。
境内南西側の樹林に立つ老木
中段西側には、所沢出身の歌人、三ヶ島葭子(みかじまよしこ)の歌碑がある。
歌碑には、「しみじみと 障子うすぐらき まどのそと 音たてて雨の ふりいでにけ
り」と刻まれている。
その横から西に下る階段を下り、西参道に立つ大ケヤキを見上げた。
このケヤキは、所沢市の「ふるさとの樹(巨樹)」第1号に認定されている。
このあと、峰の坂交差点から北に向かい、泉町から北所沢町や新所沢駅周辺を回り帰宅
した。
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