評判のよい作品なので期待して観てみました。
ただ、私のメンタリティには合いませんでした。
(物語の基本線として、“世の中、 捨てたもんじゃないぞ” というのか、“世の中、そう甘くないぞ” というのか・・・、私は、Happy end派なのです)
(物語の基本線として、“世の中、
こういった「冤罪」事件をテーマにして、警察・検察・ 裁判所の実態を切り出し不当判決が生まれる現実を描くという意 味自体はとても重要なことだと思うので、その点では佳作なのでしょう。あくまでも、“私が楽しめる「映画」” としてどう感じたかということです。
人による判断は、その人が拠って立つ「価値観」 がどうであるかに根源的に規定されてしまいます。“ 疑わしきは被告人の利益に” という考えが、 真に基本理念として現実世界で尊重されているか、その真偽は如何というテーゼです 。