笑福亭鶴瓶さんのラジオ番組に加賀まりこさんがゲスト出演されていました。
以前から魅力的な女優さんだと思っていたのですが、改めてお話しぶりを聞いて興味をもちました。
本書は、20年近く前に出された加賀さんのエッセイです。
少し前に岸恵子さんの自伝的エッセイ(岸惠子自伝)を読んでみたのですが、やはり、この頃の“女優”さんのエピソードは、到底普通人の日常ではお目にかからないような“突き抜けたもの”が多いですね。
加賀さんが映画に出演するきっかけになった瞬間から驚きです。
(p133より引用) 17歳のある日。いつものように通学路の神楽坂を歩いていた私は、30歳前くらいの二人の男性に呼び止められた。二人は、映画の脚本を書いている寺山修司サンと松竹の監督をしている篠田正浩サンだと名乗った。そしていきなり「あのですね、今度僕らが撮る映画にあなたに出て欲しいんです」と言ったのである。
もちろん、このころは、声をかけたお二方も若手だったのでしょうが・・・。
さて、本書、想像どおりの内容でしたね。多彩な方々との交友、さまざまな土地での経験、それらを通して、加賀さんの “一本芯の通った気位” がストレートに描かれています。
そのころから20年、今の加賀さんが筆を取ったら、どんな出来事をどう記されるか、とても気になりますね。