森信親前金融庁長官の改革は、地方銀行にとってはコペルニクス的転換を求めるものだったようです。
多いに話題になっていたのでとても気になっていた本ですが、ちょっと読むのが遅くなってしまいました。
「はじめに」に記された著者の指摘は、とても明瞭にこれからの地方金融機関の在り様を突いています。
(p6より引用) 顧客本位の営業とは無縁の飽くなき貸出規模の拡大と低金利での貸出競争に明け暮れ、地元企業の苦境や人口減の末路に目を向けていないとしたら、地銀は一体何のために存在するのか
捨てられる銀行 (講談社現代新書) | |
橋本 卓典 | |
講談社 |
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