OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

定年夫婦のトリセツ (黒川 伊保子)

2020-02-21 14:42:38 | 本と雑誌

 「〇〇のトリセツ」シリーズで、何匹目かの「ドジョウ」です。

 私は、「妻の・・・」も「夫の・・・」も読んでいないので、黒川さんの著作は初めてです。 

 冒頭から例示されている会話には「デジャブ感」いっぱいです。こういった夫婦間のやり取りは、広く世の中的にも「極めて当たり前の姿」のようです。 
 それに気づいただけでも、本書を手に取った価値がありますし、ある程度の割り切り(諦め?)ができます。我が家だけの特殊事情ではなく、むしろ “普遍的なパターン” なのだとすると、直す(対応を変える)のは至難の業だということでしょう。 
 だとすると、できることは、まずは、 “違いを認める” というところからスタートすることですね 

 すなわち、「相手の心無い反応は、そもそもの“男女の脳機能の違い”に拠るものだ」と理解し、相手の属人的な“人格(性格)の問題”だと位置づけないことです。属人的な問題だと “相手に対して腹を立てる” ことになりますが、脳の本来的機能によるものだとなると、それを“所与の前提”として、「では、どうするか、どう対応するか、どう腹に落とすか」という“我が事”として対応することになります。 

 現実的には、その過程で「感情の高揚」がありますから、なかなかそう割り切るのは至極困難ですが・・・、でも、少しは前進できそうです。 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« この世を生き切る醍醐味 (樹... | トップ | 星の王子さま (サン=テグジ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本と雑誌」カテゴリの最新記事