おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

都電荒川線は庶民の下駄

2008年11月03日 | 旅行

 各地で路面電車が現役で活躍しています。以前のブログで、岡山市内を走る路面電車をご紹介した事がありました。そうかと思えば、時代の流れと共に消えていった、数多くの路面電車もあります。東京都も以前はあちらこちらに路面電車が走る風景を見ることが出来ました。しかし現在では地下鉄の普及もあり、頻繁に見ることが出来ません。
 そんな東京で唯一現役で走っている路面電車に乗って見ました。都電荒川線を路線を時計に例えると、山手線沿いに9~3の数字を時計周りに走る電車です。9の数字早稲田駅、そこから数えて30個目の数字の3の駅三ノ輪橋になります。その都電荒川線の駅で待つこと数分後、小さな路面電車が来ました。時間帯によっては、約6分おきに次から次と電車が来ます。乗って見るとこれが結構小さいく、車内は小型バスくらいの広さです。都電の窓から進行方向を眺めていると、都電雑司が谷から学習院下向かう直線の線路がうねっています。下り坂で加速が付かない為か、元々地形がそうなっているのかは分かりませんが、東京都はまったいあらではないと感じさせられます。
 早稲田から三ノ輪下の1時間弱乗っていると、駅の停まる度にお客さんが引っ切り無しに乗って来て、狭い車内はすぐに人でいっぱいです。そんな車内に鳴り響くチンチンの鐘の音が、チンチン電車の愛称で親しまれる理由です。終点三ノ輪橋にはアーケード商店街があり、庶民の台所といった感じです。となるとこのチンチン電車は、庶民の下駄とも言えますね。
 この都営荒川線は一度乗るごとに160円支払います。巣鴨商店街池袋や十条などを走りましが、路線周辺をぶらぶらする方には、400円の都電一日乗車券 / 都電IC一日乗車券の購入をお薦めします。

 


 

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コメント (2)
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